とらじろうの方言談義
とらじろうの 「おもろな」 でごゆっくり ここは  方 言 談 義 です

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〈阿波方言〉    ===== 故郷を 離れて気づく 国訛り =====

阿波弁ブログ ]    [ 50音順一覧 ]   
    「方言談義」とはいっても全国の方言ではなくとらじろうが育った辺りの阿波方言について下手の長談義をする。
    18歳で神戸の会社に就職した当初は、言葉づかいでよく笑われたものだ。その会社の寮生のほとんどは岡山出身者で彼らは堂々として岡山弁でしゃべっていた。が、誰も笑わない。ここには「数の力」がはたらいているのだと思った。
    大阪に引っ越して下宿に入ったときの鹿児島の人同士の会話は、そばで悪口を言われていても分からないぐらいだった。阪神地方での言葉生活にも慣れて阿波弁を使うことも次第に少なくなっていったが、帰省したときには阿波弁でしゃべっていたし今でもそうしているつもり。
    言葉は「相手に自分の意思を伝えるためにある」のなら、相手が理解しやすいように伝えるのがエチケットだろう。
    なお、急いだり興奮したときには無意識に「お国訛り」が出ることも知った。また、ラジオやテレビの影響で若い方の方言が減っていく傾向も見られる。
    ここでは、とらじろうが気づいた阿波弁をまとめてみた。

 〔談義の1〕
 曲がり角に荷物を置きかけたら、次のように言われた。

 ★ ほこ たおる けん まがる でよ

 ☆ そこ 曲がる から 邪魔になり ますよ
    たおる⇒曲がる けん⇒から まがる⇒邪魔になる(り) でよ⇒で(ま)すよ

 〔談義の2〕
 夜中に怖い夢を見た人が、こんなに言った。

 ★ ゆうべ おとろしい夢に おぶけて おどろいてから 寝れなんだ

 ☆ 昨夜 恐ろしい夢にびっくりして 目が覚めてから 眠れなかった
    おとろしい⇒恐ろしい おぶける⇒驚く おどろく⇒目が覚める 寝る⇒眠る

 〔談義の3〕
 先生の背中を見た生徒が…。 (けいさん提供)

 ★ 先生の 背広の 背中に 蝉が止まっとう

 ☆(略)
    「せ」の発音が「SHE」である例。 止まっとう⇒止まっておる

 〔談義の4〕
 阿波方言でいちばんよく使う動詞の進行形「~し よる」⇒(共通語)「~し ている」または「~でいる」を談義すると…。

 ★ 写真 撮んりょる けん 先 行っきょって

 ☆ 写真 撮っている から 先(に) 行っていて(ください)
    「~し(連用形:イ段) + よる」←「し + ておる」(「て」は【接助】)。合うU(わ行)→合 いよ IYO る、書くK→書 っきょ KYO る、次ぐG→次 んぎょ GYO る、差すS→差 っしょ SYO る、立つT→立 っちょ TYO る、死ぬN→死 んにょ NYO る、飛ぶB→飛 んびょ BYO る、踏むM→踏 んみょ MYO る、取るR→取 んりょ RYO る。 つまり、前にくる連用形の「子音 + YO」となる。 また、各子音の前にくる [音便] は、子音が U (わ行)はイ音便、子音が KST は促音便(っ)、子音が GNBMR は撥音便(ん)となる。
                                               <あんまれ当てにせんと よう読んで つかいよ>



行索引◆
~何々   あ行   か行   さ行   た行   な行   は行   ま行   や行   ら行   わ行・ん   その他


★  50音順一覧  ★ -=-=-=-=-=-=-《  凡  例  》-=-=-=-=-=-=-
ここに掲げる内容は学術的に正しいものとは限らないので参考程度にされたい。文字表記だけでは表現できないのでアクセントを付記した。共通語(標準語)ではあるが阿波で特によく使われる言葉や、イントネーションに阿波的特徴のあるものも掲載した。 各見出し行の項目順はおおむね次の通り。
(見出しは太字)阿波方言方言は50音順に並べた。阿波の地域によってとらじろうが知らない阿波方言が掲載以外にもまだまだあるはず。活用のある動詞、形容詞などは語幹と活用部分を「・」で区切った。道具類はカタカナで表記した。   (アクセント):目安を音階(1=ド 2=レ 3=ミ 5=ソ など)で表示、お手元の楽器でちょっと試されたい。阿波弁を演じられるタレントの方々がアクセントを参考にしていただけると有難い。促音、拗音のアクセントは無視した。共通語のアクセントはおおむね尻下がりが多いが、阿波方言は関西系なのでほとんどが尻上がり。   【品詞】:品詞には不正確なものや国文法と英文法の混同があるかもしれない。品詞についての詳細は こちら(Word)を参考にされたい。   共通語:阿波弁を共通語・標準語・辞書に載っていた語などで訳して掲載。辞書などに載っていたものには<共通語>を付記した。   《頻度》:とらじろうの感覚で使用頻度を多い順に1・2・3で表示。   ◆使用例⇒共通語:理解しやすくするため、阿波弁の例を挙げ「⇒」共通語(一般語)で表示。   <語源や由来>:必要に応じてとらじろう流で、語源や由来や注釈をつけた。

(2006/04/20公開、2010/10/31更新 )   
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  阿波方言    (アクセント)   【品詞】   共通語   《頻度》   ◆使用例⇒共通語   <語源や由来や注釈>

  ===< ~何々 >=== ◆行索引◆
  ~い (1) 【助】 ~へ 《2》 ◆会社 い 行く⇒会社 へ 行く
  ~いき (33) 【形動】 度が過ぎているさま 《1》 ◆おこりいき あわていき えくそいき おこったいき むちゃいき むいき あほいき
  ~いで (11) 【連語】 ~なくて 《1》 ◆行か いで えぇん よ⇒行か なくて いいの よ  <~なくて→~んで→~いで>
  ~えっ? (3) 【疑助】 ~ですか? 《1》 ◆見 よん えっ?⇒見 ているの ですか?
  ~かい (31) 【連語】 ~かね?(少し丁寧な疑問) 《1》 ◆行く かい?⇒行き ます かね?
  ~かいだ (321) 【連語】 ~ないですよ(打消し、否定の強調) 《1》 ◆ある かい だ!⇒ない ですよ!
  ~かいな (321) 【連語】 ~ないですよ(打消し、否定の強調) 《1》 ◆来る かいな!⇒こ ない ですよ!
  ~かいな? (212) 【連語】 ~でしょうか? 《1》 ◆来る かいな?⇒来る でしょうか?
  ~かだ (11) 【助】 ~ないよ 《1》 ◆知る かだ⇒知ら ないよ
  ~く (3) 【名】 ~宅、~家(ち) 《1》 ◆おま はん く⇒おまえ さん ち、お宅
  ~くさし (333) 【名】 ~残し 《1》 ◆食べ くさしたら ばち が当たる⇒食べ 残したら 罰 が当たる
  ~けん (32) 【助】 ~から 《1》 ◆ほだ けん⇒そうだ から
  ~こん (31) 【名】 ~個 (小さい粒状に使う) 《2》 ◆飴 1こん びゃぁ⇒飴 1個 ばかり
  ~さが・す (333) 【動】 ~ちらかす 《1》 ◆カラスが食い さがす⇒カラスが食い ちらかす
  ~しさが・す (3333) 【動】 ~しちらかす 《1》 ◆仕事 しさがしで ほっといたら あかん⇒仕事 しかけたままで ほおっておいたら いけない
  ~しな (33) 【副】 ~がけ、 ~の途中で 《1》 ◆来 しなに 買うてきて よ⇒来る 途中で 買ってきて ね
  ~しもって (333) 【接助】 ~しながら 《1》 ◆歩き もって ケータイ見る⇒歩き ながら ケータイ見る  <以って>
  ~じゃ (2) 【助】 ~だ 《1》 ◆ほう じゃ な⇒そう だ ね
  ~じゃぁ (23) 【助】 ~だわ 《1》 ◆やっぱり ない ん じゃぁ⇒やはり ない の だわ  <認知、驚き>
  ~じゃけん (131) 【接】 ~だから 《1》 ◆ないん じゃ けん あげれん でぇ⇒ないの だ から あげられない じゃないの
  ~じゃわ (11) 【助動】 ~だわ(強調) 《1》 ◆なーんじゃ 知らんの じゃわ⇒なーんにも 知らないの だわ
  ~じゃわだ (113・111) 【連語】 ~だわ(強調して念押し) 《1》 ◆行け へん の じゃわだ⇒行か ない の だよ
  ~じょ (3) 【連語】 ~ますよ(女性用) 「~でよ」の凝縮合体 《1》 ◆ほな 行く じょ⇒それでは 行き ますよ <DEYO→DYO→JO>
  ~しよ・る (311) 【動】 ~している(進行形) 《1》 ◆なん し よ ん?⇒何 して いる の?
  ~しょう (33) 【連語】 ~しよう 《1》 ◆ほな そう しょう か⇒それでは そう しよう か
  ~じょう (11) 【連語】 ~だよ(男性用) 《1》 ◆寝 もって テレビ見 よん じょう⇒寝 ながら テレビ 見て いるん だよ
  ~じょう (13) 【連語】 ~ですよぉ(女性用)(驚き) 《1》 ◆地震 おけ かった じょう⇒地震 大き かった ですよぉ
  ~ずく (33) 【接助】 ~まま 《1》 ◆せ ん ずく⇒し ない まま
  ~せなんだ (3211) 【連語】 ~しなかった 《1》 ◆ようせなんだら おいときな⇒ようし(出来)なかったら そのままにしておいて
  ~せんと (333) 【連語】 ~しないと 《1》 ◆はよう せんと 遅れる でよ⇒早く しないと 遅れ ますよ
  ~せんなん (3211) 【連語】 ~しなければならない、 ~せにゃならん 《1》 ◆なん せんなん のかい な?⇒何 しなければならない のか ね?
  ~だ (1) 【助】 ~ですよ(断定)、 ~よ(命令の強調) 《1》 ◆えぇわ だ⇒いい ですよ、 行け だ⇒行け よ
  ~た・る (22) 【動】 ~てや・る 《1》 ◆見 た る⇒見 てや る  <TEYA→TYA→TA>
  ~だ・る (22) 【動】 ~でや・る 《1》 ◆遊ん だ る⇒遊ん でや る  <DEYA→DYA→DA>
  ~だろ (32) 【連語】 ~だろう 《1》 ◆あの本 読んだ だろ な⇒あの本 読んだ だろう ね
  ~つか (33) 【助】 ~くれ、 ~ください 《1》 ◆まあ 見て つか⇒まあ 見て くれ(ください)
  ~つかい (331) 【連語】 ~ください 《2》 ◆取って つかい⇒取って ください。 つかはれ⇒おくんなさい  <遣わす?>
  ~で? (3) 【疑助】 ~か? 《1》 ◆ほな 行く で?⇒それでは 行き ますか?
  ~でぇ (31) 【連語】 ~じゃぁないですか 《1》 ◆行っきょん でぇ 331131⇒行っている じゃぁないですか
  ~でぇ? (13) 【疑助】 ~ますかぁ? 《1》 ◆あるでぇ 1236?⇒ありますか?
  ~てっ! (3) 【連語】 ~てください(依頼) 《1》 ◆置いとい てっ!⇒置いておい てください
  ~でよ (23) 【連語】 ~ですよ (“す”の省略形) 《1》 ◆し よん でよ31123⇒し てい ますよ
  ~でわ (33) 【連語】 ~ですわ、ますわ(断定) 《1》 ◆ある でわ1233⇒あり ますわ (ある ですわ)
  ~とん (31) 【連語】 ~(し)ておる、 ~(し)ている 《1》 ◆したっ とん で?⇒してやっ ている のですか?
  ~な (3) 【助詞】 ~ね 、 ~なさい(命令) 《1》 ◆一緒に 見 よ な⇒一緒に 見 よう ね、 あれ 見て み な⇒あれ 見て み なさい
  ~なして (333) 【補動】 ~ください 《2》 ◆おこらえ なして⇒ご勘弁 ください <阿波方言の数少ない丁寧語のひとつ>
  ~なだ (31) 【助】 ~なさいよ(強調) 《1》 ◆ほら 見 なだ⇒そら 見 なさいよ
  ~なは・る (321) 【動】 ~なさる(丁寧語) 《1》 ◆よう おいで なはった なっ⇒よく おいで なさった ね
  ~なはれ (311) 【助動】 ~なさい 《1》 ◆見て み なはれ⇒見て み なさい
  ~なんだら (1121) 【接】 ~なかったら 《1》 ◆せ なん だら よかった⇒し なかっ たら よかった
  ~のうて (321) 【接】 ~なくて 《1》 ◆ほう で のうて⇒そう で なくて <ウ音便>
  ~はん (11・33) 【名】 ~さん 《1》 ◆姉(あね・ねぇ)はん⇒姉(あね・ねぇ)さん
  ~びゃぁ (33) 【副助】 ~だけ、~ばかり、~っぽち、~ぽっち 《1》 ◆10円 びゃぁで なーんじゃ 買え ん⇒10円 ぽっちで 何も 買え ない
  ~へん (13) 【助】 ~ない 《1》 ◆でけへん⇒出来ない、 きぇーへん(こーへん)⇒来ない
  ~もって (3333) 【接助】 ~ながら 《1》 ◆歩き もって ケータイ見る⇒歩き ながら ケータイ見る  <以って>
  ~もぶれ (321) 【連語】 ~まみれ 《1》 ◆泥 もぶれ⇒泥 まみれ
  ~やかい (232) 【助】 ~など、 ~やらかやら 《1》 ◆猫 やかい 飼うたら いか ん で よ⇒猫 など 飼ったら いけ ない です よ
  ~やかし (211) 【助】 ~など(は)、 ~のようなもの(は)  《1》 ◆おまい やかし あっち いと って⇒お前 たちは あちらへ 行ってお って
  ~やってぇ (131) 【接】 ~も 《2》 ◆猿 やってぇ 木から落ちるん じょ⇒猿 も 木から落ちるん ですよ
  ~よ・り (33) 【動】 ~ており(なさい)、 (女性に多い) 《1》 ◆先 食べ より⇒先に 食べ ており(なさい)  <TEORI→TYORI→YORI、現在進行命令形?>
  ~よ・る (11) 【動】 ~ておる、~ている(進行形) 《1》 ◆先 行っきょっ て⇒先に 行って いて(ください)、 読んみょる⇒読んでいる(読みおる)
  ~んえ (13) 【疑助】 ~のですか? 《1》 ◆もう いぬ んえ?⇒もう 帰る のですか?
  ~んか (32) 【連語】 ~しようよ 《1》 ◆えっとぶりに のま んか⇒久しぶりに 飲も うよ
  ~んく (33) 【名】 ~の宅、 ~んち 《1》 ◆うちんく⇒うちの宅、家(うち)   おまんく⇒おまえ(さん)たく、あんたとこ
  ~んせ (11) 【助】 ~なさい 《2》 ◆まぁ 一杯 やら んせ⇒まぁ 一杯 やり なさい  <~なせぇ→~なせ→~んせ>
  ~んで (11) 【連語】 ~なくて 《1》 ◆せ んで えぇ でぇ(3111232)⇒し なくて いい じゃないの
  ~んで (33) 【連語】 ~しよう、~しましょう 《1》 ◆ほな 行か んで(313333)⇒では 行き ましょう

  ===< その他 >=== ◆行索引◆
  「SHE」 (-) 【-】 「SE」 《2》 ◆千=SHEN ⇒ 千=SEN  <「しゃ行」で発音する>
  「SHI」 (-) 【-】 「SI」 《2》 ◆強くSHI⇒軽くSI  <「しゃ行」で発音する>
  「YE」 (-) 【-】 「E」 《1》 ◆演奏=YENSOU ⇒ 演奏=ENSOU  <「や行」で発音する>
  「ァニ」音便 (-) 【-】 ~く(なる・する) 《1》 ◆長ぁに⇒長く(強調でないときも)
  「ウ」音便 (-) 【-】 <共通語・関東>では促音便を使う 《1》 ◆買(こ)うてつかい⇒買ってください (関西ではよく使う)
  「ゥニ」音便 (-) 【-】 ~く(なる・する) 《1》 ◆低ぅに⇒低く(強調でないときも)、  <青ぉに:「ォニ」など 形容詞の語幹によって変わる>
  「促音便 ッ」の省略 (-) 【-】 行って 《2》 ◆いて くる でよ⇒行って き ますよ
  「なさい」の省略 (-) 【-】 - 《1》 ◆来(き) な!33⇒来 なさい。 来(く)な!31⇒来るな!
  「へ」の省略 (-) 【-】 - 《1》 ◆どこ 行く ん?⇒どこへ 行く の?
  「を」の省略 (-) 【-】 - 《1》 ◆絵 描いて み⇒絵を 描いて みなさい
  「ん」 (2) 【助動】 ない、ぬ 《1》 ◆見てみ ん と分から ん⇒見てみ ない と分から ない  <動作・状態の打消し>

  ===< あ行 >=== ◆行索引◆
  あ・く (33) 【動】 できる、 OKだ、 (可能・肯定) 《1》 ◆ほんなんで あく かい な⇒そんなので(は) 駄目 ですよ  (反対語:あかん)
  あ・げる (333) 【動】 戻す、嘔吐する 《2》 ◆車に酔うて あげて しもた⇒車に酔うて 戻して しまった
  あい (13) 【名】 鮎 《2》 ◆あい の塩(しよ)焼き⇒鮎 の塩(しお)焼き
  あいさ・に (1233) 【形動】 時々 《2》 ◆あいさに 見よるけん⇒時々 見ている から
  あいやこ (1231) 【名】 あいこ 《3》 ◆ほな あいやこに せんで⇒それでは あいこに しましょう
  あか・い (321) 【形】 明るい 《2》 ◆この 電気 あかい で ぇ⇒この 電灯 明るい で はないですか
  あが・く (321) 【動】 喘ぐ、 無理をする 《2》 ◆あがき もって さか のぼん りょる⇒喘ぎ ながら 坂を 登っ ている
  あが・る (333) 【動】 召し上がる 《1》 ◆どうぞ おあがん なして⇒どうぞ お召し上がり ください
  あがりしょんがつ (3333331) 【名】 正月送り、 あがり正月 《2》 ◆あがりしょんがっ ちゃ けん おしめ 外し な⇒あがり正月 だ から 注連縄 外し なさい
  あがりはな (33333) 【名】 玄関、 上がり縁 《2》 ◆あがりはな に 物 置か れん でよ⇒上がり縁 に 物 置か ない でね
  あかん (333) 【連語】 駄目、 いけない、 できない 《1》 ◆ほんなことしたら あかん でぇ⇒そんなことしたら 駄目 じゃないの  <「い(行)かん」とも言う>
  あぎと (333) 【名】 顎 《2》 ◆美味い けん あぎとが 外れよった⇒美味い から あごが 落ちかけた
  あくち (321) 【名】 唇の左右、 口角 《3》 ◆あくちが切れる⇒唇の左右にひび切れができる(口角炎)
  あしら・う (3333) 【動】 受け答えする、愛想する 《3》 ◆おあしらい なして⇒(物貰いなどに)お引き取り ください
  あず・る (333) 【動】 喘ぐ、難儀する 《2》 ◆重たいけん あずっ とん なっ⇒重たいから 難儀 してい ますね
  あずな・い (3331) 【形】 あどけない、悪気がない 《1》 ◆おせ じゃのにあ ずない ん 見な⇒大人 だのに あどけない の 見てください
  あたりいき (33333) 【形動】 八つ当たり、腹立ち紛れ 《2》 ◆あたりいき に せられん の⇒腹立ち紛れ に しないこと
  あたりく (3333) 【名】 八つ当たり、乱暴 《2》 ◆あたりく せられん でよ⇒乱暴 しない でね  <あたりいき→あたりーく→あたりく>
  あっかだ(あくかだ) (311) 【連語】 駄目ですよ 《1》 ◆ほれ ぐらいで あっかだ⇒それ ぐらいでは 駄目ですよ
  あつけ・する (33233) 【動】 熱射病(熱中症)になる 《1》 ◆あつけする けん 帽子 着とん なよ⇒熱射病になる から 帽子(を) 被っており なさいよ
  あっぱ・い (3331) 【形】 美しい、華やかな(幼児語) 《2》 ◆あぁ、あっぱい な⇒あぁ、美しい ね
  あてこすり (33333) 【名】 屁理屈 《1》 ◆あてこすり言わ れん⇒屁理屈言わ ないで
  あとしょり (1231) 【名】 あとずさり、 後退、 後ろ向きに歩く 《1》 ◆車 あとしょり さして くれる で?⇒車 バック させて くれ ますか?
  あととり (3333) 【名】 後継者(男) 《1》 ◆弟が あととりに なった⇒弟が 後継者に なった
  あない (333) 【副】 あんなに 《1》 ◆あない 言うたら いか ん でわ⇒あんなに 言ったら いけ ない ですわ
  あば・える (3333) 【動】 甘える 《3》 ◆あばえて なに言 よん⇒甘えて 何言っ てるの
  あばさか・る (12333) 【動】 ふざける 《2》 ◆お客さんが来た けんあばさかっ と んよ⇒お客さんが来た から ふざけ ている のよ
  あほうえ? (2323) 【連語】 あ、そうですか? 《1》 ◆あの人お医者はん でよ、あほうえ?⇒あの人お医者さん ですよ、 あ、そうですか?
  あま・す (321) 【動】 戻す、嘔く 《2》 ◆赤ちゃんが乳を あます⇒赤ちゃんが乳を 吐く
  あまえた (1233) 【名】 甘えん坊 《1》 ◆おけーに なっても あまえた なんよ⇒大きく なっても 甘えん坊 なのよ   「あまいた」とも。
  あまば・い (3331) 【形】 まばゆい、眩い 《1》 ◆夏の お日いさんは あまばい な⇒夏の お日さんは 眩しい ね        「あばばい」とも。
  あらー (132) 【副】 あらかた 《1》 ◆あらー 片付け たーる けんな⇒あらかた 片付け てある からね <粗>
  あらくた・い (33331) 【形】 粗っぽい、粗雑な 《1》 ◆早いけんど あらくたい でよ⇒早いけど 粗っぽい ですよ
  あらしこ (3111) 【名】 逞しい男、若い衆 《2》 ◆あらしこが おるけん 助かるん でよ⇒若い衆が 居るから 助かるの ですよ
  ありつけはん (123311) 【名】 髪結い、コーディネーター 《3》 ◆婚礼で ありつけはんに 来てもらう⇒結婚式で 髪結いさんに 来てもらう
  あるか! (132) 【連語】 ないよ! 《1》 ◆1万円も あるか!⇒1万円も ないよ!
  あるかいだ (12321) 【連語】 ないですよ 《1》 ◆ほんなこと あるかいだ⇒そんなこと ないですよ
  あるかだ (1321) 【連語】 ないよ、 ないぞ 《1》 ◆儲け や あるか だ⇒儲け なんか ない ぞ
  あるでないで (123111) 【連語】 あるじゃぁないですか 《1》 ◆ほこに ある でないで⇒そこに ある じゃぁないですか
  あん・する (3233) 【動】 拝む、 お辞儀する(幼児語) 《2》 ◆まんまいさん に あん しときな⇒仏さん に(向かって) 拝んで おきなさい
  あんじょう (1233) 【副】 巧く、 上手に、 要領よく、 丁寧に 《1》 ◆あんじょう 言う と いて⇒要領よく 言っ てお いて  <「味よく」のウ音便、「味よう」から>
  あんそ (333) 【連語】 あげるよ、 あげましょ 《1》 ◆これ あんそ⇒これ あげるよ
  あんだい・な (31111) 【形動】 不安な 《2》 ◆飛行機は あんだいな けん 電車で行く⇒飛行機は 不安 だから 電車で行く
  あんとー (3232) 【連語】 ありがとう(幼児語) 《1》 ◆おんみゃげ あんとう⇒お土産 ありがとう
  あんにゃ (123) 【名】 兄 《2》 ◆あんにゃ に ついて来た⇒兄 に ついて来た
  あんね (333) 【名】 姉 《2》 ◆あんね が こっしゃい て くれた⇒姉 が こしらえて くれた
  い・きる (333) 【動】 芽吹く、(堆肥などが)発酵する、 りきむ 《2》 ◆包んだ野菜が いきった⇒…芽吹いた、 なにいきっとん?⇒何を力んでいるんだ?
  い・ける (123) 【動】 埋める、 埋ける 《1》 ◆烏が食う けん いけ とく わ⇒烏が食う から 埋め ておく わ
  い・ける (333) 【動】 OKだ、 大丈夫である、 できる 《1》 ◆いける で?⇒OK ですか?  <⇔いかん>
  い・ぬ (33) 【動】 帰る 《1》 ◆先 いんにょってよ⇒先に 帰っていて(ください)よ
  いいたくれ (33333) 【名】 言いたい放題、 悪口 《1》 ◆いいたくれ 言うて いんだ⇒言いたい放題 言って 帰った
  いが・む(えが・む) (333) 【動】 曲がる、  《1》 ◆ど性根 いがん どるぞ⇒性根が 曲がっ ているぞ
  いが・る (311) 【動】 怒鳴る、叫ぶ 《1》 ◆ふとん叩いて いがる 女⇒ふとん叩いて 怒鳴る 女
  イカキ (331) 【名】 竹の笊(ざる) 《2》 ◆かした 餅米を イカキ に移す⇒浸した 餅米を ザル に移す
  いぐ・い (321) 【形】 えぐい(刳い) 《1》 ◆この じいも いぐい でよ⇒この 里芋 えぐい ですよ  <喉の奥がむずがゆい>
  いご・く (321) 【動】 動く 《1》 ◆いごく けん 元気 なんよ⇒動く(働いている) から 元気 なのよ
  いこ・す (321) 【動】 (炭火などを)熾す、 (自動詞:熾る) 《1》 ◆火ぃ いこし とい てよ⇒火を 熾し ておいてよ
  いごいご (3211) 【副】 ごそごそ 《2》 ◆いごいご せんと じーっと 寝な⇒ごそごそ しないで じっと 寝なさい
  いた・い (321) 【形】 熱い 《3》 ◆風呂 いたーて 入れ ん⇒風呂 熱くて 入れ ない
  いたずり (1232) 【名】 いたどり 《1》 ◆土手で いたずり 採ってきた⇒土手で いたどり 採ってきた
  いたつけ (3333) 【名】 蒲鉾 《1》 ◆うどんに いたつけ 入れる⇒うどんに 蒲鉾 入れる  <板に付けてあるので…>
  いっきょい (3332) 【名】 勢い 《1》 ◆いっきょい よう 走ん なよ⇒勢い よく 走り なさいよ
  いっけ (13) 【名】 親戚 《1》 ◆法事で いっけ が集まった⇒法事で 親戚 が集まった
  いっこん (331) 【名】 一個、 一粒 《2》 ◆飴 いっこん びゃぁ 貰ろて 喜ん びょる⇒飴 一粒 だけ 貰らって 喜ん でいる
  いっさんがい (31111) 【名】 全て、残らず、一切合切 《2》 ◆博打で家も土地も いっさんがい のうなった⇒博打で家も土地も 一切合切 なくなった
  いっしに (131) 【副】 始終、しょっちゅう 《2》 ◆あの猫 いっしに 来 よる⇒あの猫 しょっちゅう 来 ている
  一生&一升 (333&122) 【名】 共通語ではイントネーションは同じで 311 《1》 ◆<一升五合(いっしょう122ごんごう3331)>
  いったら (311) 【連語】 要ったら、 要るなら 《1》 ◆いったら ゆうて よ⇒要るなら 言って くださいね。
  いっちょう (333) 【副】 ひとつ、 ひとしきり 《1》 ◆さぁ いっちょう やるか⇒さぁ ひとしきり やるか
  いっちょこ (333) 【名】 一つ(幾分小さいもの) 《2》 ◆いっちょこ くれる で?⇒一つい ただけ ますか?
  いっちょも (1231) 【副】 ひとつも、 まったく 《1》 ◆いっちょも うまあ ない⇒ひとつも 美味しく ない
  いっちょらい (1233) 【名】 新品(衣服などが) 《1》 ◆いっちょらい じゃけん 汚されん でよ⇒新品 だから 汚さない でね
  いでぼし (1233) 【名】 茹でたサツマイモを輪切りにして干したもの 《1》 ◆きりぼし よれ いでぼしが 美味い⇒きりぼし より いでぼしが 美味い  (きりぼしは生の輪切り干し)
  いとけな・い (33321) 【形】 幼い、 あどけない 《3》 ◆いとけない 子⇒幼い 子  (標準語:幼けない、稚けない、幼い、稚い)
  いび (31) 【名】 指 《2》 ◆いび の先⇒指 の先
  いやこ・い (3332) 【形】 いやらしい、 ずるい、 冷たい 《1》 ◆いやこい ことする⇒ずるい ことする  <嫌っこい?、 冷やっこい?>
  いやしり (3333) 【名】 連作を嫌うこと 《2》 ◆トマトは いやしり で?⇒トマトは 連作を嫌い ますか?
  いら・う (333) 【動】 弄う、 いじる、 てがう、 触る 《1》 ◆子供に いらわ され ん でよ⇒子供に 触ら させ ない でね
  居る&要る (31&33) 【動】 いる/いる 《1》 ◆<居るは 「おる」 といい、要る 「いる」 と区別している>
  いわ・す (333) 【動】 懲らしめる、 やっつける 《1》 ◆いわっし ゃげ たろかや⇒懲らしめ あげ てやろうか
  いんぐりちんぐり (12332222) 【副】 不揃い、あっち向きこっち向き 《2》 ◆いんぐりちんぐりに 並べ とる⇒あっち向きこっち向きに 並べ ている
  いんじゃこ (1231) 【名】 いりぼし(熬り干し)、 いりこ、 煮干し 《1》 ◆猫に いんじゃこ やっ ときな⇒猫に いりこ やっ ておきなさい
  うちかた (3333) 【名】 お宅、おうち 《2》 ◆うちかた の ぼんは よう でけなはる な⇒お宅 の お坊ちゃんは よく できなさる ね
  うちばんめ (33333) 【名】 控え目 《2》 ◆腹 うちばんめに 食べ と きないよ⇒お腹は 控え目に 食べ てお きなさいよ
  うちんく (3333) 【名】 自分の家、 我が家、 自宅 《1》 ◆うちんく⇒うちの宅、家(うち)   おまんく⇒おまえ(さん)たく、あんたとこ
  うつ・る (333) 【動】 似合う 《1》 ◆ほの帽子 よう うつとん でぇ⇒その帽子 よく 似合って いるよ
  うっちゃ (31) 【連語】 うち(わたし)は 《2》 ◆うっちゃ 知ら ん⇒わたしは 知ら ない
  うつぶ・く (3333) 【動】 うつむく 《2》 ◆頭洗う けん うつぶい とん な⇒頭洗う から うつむい ており なさい
  うも・れる (3211) 【動】 蒸し暑い 《1》 ◆ながせ じゃ けん うもれる なっ⇒梅雨どき だ から 蒸し暑い ね
  えぇ (13) 【名】 絵、良い 《1》 ◆えぇ描いて、 ほんで えぇ でぇ⇒それで いい じゃないですか
  えぇ (33) 【名】 柄 《1》 ◆金槌の えぇ⇒金槌の 柄
  えぇ (33) 【副】 よう(可能) 《2》 ◆めんどい けん えぇ せん わ⇒難しい から よう しない(出来ない)ですわ
  えぇかとて (12321) 【連語】 いいかなと思って、 いい格好つけて 《1》 ◆えぇかとて ほんなこと いよう⇒いいかなと思って そんなこと 言っている
  えぇだ (331) 【連語】 そうです、 もちろん 《1》 ◆食べれ るん え?えぇだ⇒食べられ るの ですか?もちろん  <肯定を強調する>
  えくそいき (33333) 【形動】 いっぱい、 多過ぎ、 過剰 《1》 ◆えくそいき に 食べ られんでよ⇒過剰 に 食べ ないでね  <単に「くそいき」とも>
  えっと (31) 【副】 長らく  (やっと:ヨウヤクではない) 《1》 ◆えっと 会わ なんだ な⇒長らく 会わ なかった ね  <やっとかめ=八十日目:名古屋>
  えっとぶり (3333) 【連語】 久しぶり 《1》 ◆えっとぶり じゃ な⇒久しぶり です ね
  えぶ (32) 【名】 えふ、 荷札 《1》 ◆荷物に えぶ つけ とい て⇒荷物に えふ つけ ておい て
  えら・い (321) 【形】 苦しい 《2》 ◆えらい けん いっぷく せん で⇒苦しい から 休憩 しましょう
  えらい (231) 【副】 たいそう、 とても 《1》 ◆えらい ようけ くれる ん じゃ な⇒たいへん たくさん くださる の です ね
  お(ん)じゅっさん (123311) 【名】 ご住職さん、お坊さん 《2》 ◆11時に おんじゅっさん よん だぁる けん⇒11時に ご住職さん 呼ん である から
  おいごばんこ (123321) 【名】 赤ちゃんを背負う半纏(はんてん) 《2》 ◆おいごばんこで よう 寝とう⇒おいごばんこで よく 寝 ている  <負い子袢袴>
  おいど (131) 【名】 お尻 《2》 ◆言うこときかなんだら おいど ひねん な⇒言うこときかなかっだら お尻 つねり なさい
  おいべっさん (12311) 【名】 戎さん、 戎祭り 《1》 ◆おいべっさん に 行 く で?⇒戎祭り に 行き ますか?
  おうよう (1233) 【形動】 鷹揚<共通語> 《1》 ◆いつでも おうように かまえ とん でよ⇒いつでも ゆうゆうと し てい ますよ
  おおかん (3311) 【名】 大通り 《3》 ◆おおかんは あむない でよ⇒大通りは 危ない ですよ
  おが・す (333) 【動】 掘る 《1》 ◆おがっ しゃげる⇒掘り 上げる
  おかい (123) 【名】 お粥 《1》 ◆風邪ひいたら おかい に梅干 じゃな⇒風邪ひいたら お粥 に梅干 ですね
  おかしこまり (122355) 【名】 正座、 (畏まり) 《1》 ◆お客さんの前では おかしこまり しなよ⇒お客さんの前では 正座 しなさいよ
  おくど (231) 【名】 かまど、 竃(へっつい) 《3》 ◆おくど で 猫が寝 とお⇒かまど で 猫が寝 ておる  <「お」は接頭語>
  おぐろ (131) 【名】 モグラ 《2》 ◆おぐろ が 畝 ほうたぁる だろ⇒もぐら が 畝を 這ってある でしょう
  おげ(おげぇ) (31) 【名】 嘘 《2》 ◆おげ ばっかり でぇ⇒嘘 ばかり じゃないの
  おけ・い (311) 【形】 大きい 《1》 ◆早や こない おけーに なった んで?⇒早や こんなに 大きく なった の ですか?
  おげった (333) 【名】 嘘つき 《2》 ◆あの人 おげった でよ⇒あの人 嘘つき ですよ
  おこらえなして (1233555) 【連語】 ご勘弁なさってください 《1》 ◆ほんまに おこらえ なして つかい よ⇒ほんとうに ご勘弁 なさって ください ね
  おこりいき (33333) 【副】 怒って荒っぽくなる様子 《1》 ◆おこりいきにめーでしもた⇒おこりいきにめーでしもた
  おさい (123) 【名】 お惣菜、 おかず 《1》 ◆おさい にこれ そえ とい てよ⇒おかずに これ 食べ ておい てね
  おじ・る (333) 【動】 怖がる 《1》 ◆ばたばたしたら猫が おじる でえぇ⇒ばたばたしたら猫が 怖がる じゃないの
  おしこみ (3333) 【名】 押入れ 《2》 ◆座布団 おしこみ に つまい といて だ⇒座布団を 押入れ に 仕舞っ ておいて よ
  おじみそ (1311) 【名】 怖がり、 臆病者 《2》 ◆ほない 怒ん りょったら おじみそ に なるでよ⇒そんなに 叱って いたら 怖がり に なりますよ
  おじゃみ (131) 【名】 お手玉 《2》 ◆おまはんら おじゃみ で遊ん どき な⇒あなたたちは お手玉 で遊ん でおき なさい
  おじゅっさん (1311) 【名】 お坊さん、 ご住職 《1》 ◆おじゅっさん のお説教 よう 聴い とき なよ⇒お坊さん のお説教 よく 聴い ておき なさいよ
  おせ (13) 【名】 大人 《1》 ◆中学生じゃのに おせー みたように おけいなっ⇒中学生なのに 大人 みたいに 大きいね
  おだいしこ (12331) 【名】 (お)大師講、 弘法大師を奉賛する宗教講 《2》 ◆<檀家の中の10軒ほどが仏具や掛け軸を持ち回り講中の家に集まって念仏をあげる風習>
  おだいっさん (232211) 【名】 お大師さん、 弘法大師 《1》 ◆おだいっさんの おっせは 守 ん ないよ⇒お大師さんの 教えは 守 り なさいよ
  おたゆうさん (123211) 【名】 神主さん 《2》 ◆おたゆう(太夫)さんが 拝む⇒神主さんが 拝む
  おちく・れる (12233) 【動】 落っこちる 《1》 ◆おちくれて 怪我 せられんでよ⇒落っこちて 怪我を しないようにね
  おちょうず (2311) 【名】 便所、 トイレ 《2》 ◆おちょうず してくる⇒トイレに 行ってくる  <便所のそばに設けられた手洗い「手水」から?>
  おちょく・る (3333) 【動】 からかう、 馬鹿にする 《1》 ◆ほら おちょくられたら 腹立つ でわ⇒そら からかわれたら 腹が 立ちますよ
  おちょばい (1233) 【副】 おべんちゃら 《1》 ◆おちょばい 言われん の⇒おべんちゃら 言わない で
  おちらし (1233) 【名】 はったい粉 《2》 ◆おちらし と砂糖を白湯で練ったら香ばし いなっ⇒はったい粉 と砂糖を白湯で練ったら香ばし いね
  おちん (123) 【名】 子供への駄賃 《2》 ◆お遣いしてくれた けん おちん あげ んで⇒お遣いしてくれた から 駄賃 あげ よう
  おっ・せる (333) 【動】 教える 《1》 ◆パソコン おっせて くれる で?⇒パソコン 教えて くれ ますか?
  おったら (1232) 【連語】 落ちたら 《2》 ◆入試 おったら 1年遅れる ん でよ⇒入試 落ちたら 1年遅れる の ですよ
  おとつい (3322) 【名】 おととい 《1》 ◆おとつい の晩から泊まっ とん よ⇒おととい の晩から泊まっ ているの よ
  おとどい (1233) 【名】 兄弟 《1》 ◆おとどい同士 じゃけん よう 似 とう⇒兄弟同士 だから よく 似 ておる
  おどれ (333332) 【名、感】 お前、 貴様(さげすんで) 《1》 ◆おどれ くそ(33211)⇒この野郎!(作業中の物に対しても、気合を入れる掛け声として)
  おどろ・く (3211) 【動】 目覚める 《2》 ◆朝早う おどろいた⇒朝早く 目が覚めた
  おとろし・い (33332) 【形】 恐ろしい 《1》 ◆ちょいちょい おとろしい 夢みる わ⇒ときどき 恐ろしい 夢みる よ
  おとんぼ (1235) 【名】 末っ子 《2》 ◆おとんぼ じゃ けん あまえた なん じょ⇒末っ子 だ から 甘えん坊 なの ですよ
  おなごだい (33311) 【名】 女だてら 《2》 ◆おなごだい には でけ ん でよ⇒女だてら には でき ない ですよ
  おぶ・ける (3333) 【動】 驚く、びっくりする 《2》 ◆おけい 声 出したら おぶける でぇ⇒大きい 声を 出したら 驚く じゃぁないの
  おぶげんしゃ (12345) 【名】 お金持ち、財産家、分限者 《1》 ◆おぶげんしゃ じゃけん えぇ 普請する ん 見なだ⇒お金持ち だから いい家建てる の ご覧よ
  おへぎ (132) 【名】 おかき、 かき餅 《1》 ◆おへぎは 藁で編むようにして 吊って干す⇒おかきは 藁で編むようにして 吊って干す
  おまはん (1232) 【名】 お前さん、 あなた  <お前+はん> 《1》 ◆おまはん く は どない し よん え?⇒お前さん 宅(お宅) は どのように し ている の?
  おみ-さん (13211) 【名】 お雑炊、 おじや 《2》 ◆今夜は おみーさん にし たでよ⇒今夜は お雑炊 にし ましたよ
  おもっしょ・い (3331) 【形】 面白い 《1》 ◆もっと おもっしょい テレビ ない ん え?⇒もっと 面白い テレビ ない の ですか?
  おら・える (1234) 【動】 押さえる、 動かないように止めておく 《2》 ◆ころ げ ん ように おらい と って よ⇒転げ ない ように 押さえ てお って ね <連用形:おらい~>
  おりかに (1233) 【副】 時々、ときたま 《1》 ◆あの人とは おりかに 話する んでよ⇒あの人とは 時々 話する のですよ
  居る&折る&織る (31&13&33) 【動】 おる/おる/おる 《1》 ◆機織る人が居らんけん探すんに骨が折れたわ⇒機織る人が居ないから探すのに骨が折れたよ
  おわ・える (3211) 【動】 追っかける 《2》 ◆犬 おわえ ても とまえ れん でよ⇒犬 追っかけ ても 捕まえ られない ですよ
  おわいご (1231) 【名】 鬼ごっこ 《2》 ◆おわいご して 遊ん びょった⇒鬼ごっこ して 遊ん でいた
  おんびき (1311) 【名】 蛙、ひきがえる 《2》 ◆おんびき と かさごおた は どない違うで?⇒おんびき と かさごおた は どう違いますか?

  ===< か行 >=== ◆行索引◆
  か・く (13) 【動】 (複数の一方を)担ぐ, 舁く<共通語> 《1》 ◆みんなで かいて 運ぼ⇒みんなで 持ち上げて 運ぼう  <共に協力して持ち上げる>
  か・す (33) 【動】 浸す 《1》 ◆今夜からもち米を かし とく⇒今夜からもち米を 浸し ておく
  かー (33) 【動】 下さい 《1》 ◆かーよ⇒下さいよ(許可)、 かーだ⇒下さい(強要)(おもに「物」に対して)
  かーら (321) 【名】 瓦 《1》 ◆かーら葺きの屋根⇒瓦葺きの屋根
  かーら (333) 【名】 河原 《1》 ◆かーら で遊ん ど きな⇒河原 で遊ん でお きなさい
  がい (31) 【名】 具合い 《2》 ◆がい 悪い⇒具合いが 悪い  <ぐあい→ぐゎい→がい>
  かい・い (321) 【形】 痒い 《1》 ◆せ んかい だ⇒し よう よ、 行か んか⇒行こ うよ
  かい・い (321) 【形】 痒い 《1》 ◆かいい とこ に 手が届く⇒痒い ところ に 手が届く
  かいだる・い (12332) 【形】 かったるい、 けだるい<共通語> 《2》 ◆かいだるうて なーんじゃ しょう と 思わん⇒けだるくて 何にも しよう と 思わない  <腕弛>
  がいちょう (3333) 【名】 具合、 調子 《2》 ◆がいちょう えぇ でよ⇒調子 いい ですよ  <具合+調子→具合調→ガいちょう>
  がいに (321) 【副】 強く, しっかり 《1》 ◆がいに 叩く⇒強く 叩く、 がいに くくっ といて⇒しっかり 結んで おいて(ください)
  かいになる (12323) 【連語】 妨げになる、 悪影響を及ぼす 《2》 ◆勉強の かい になる⇒勉強の 邪魔 になる <害になる>
  かいまぁ・る (12333) 【動】 Uターンする、 旋回する、 曲がる  《2》 ◆その先を かいまぁって きな⇒その先を Uターンして きなさい
  かくあい (3322) 【名】 釣り合い、 均衡、 程度  《2》 ◆かくあい が悪い⇒釣り合い が悪い <格合い>
  カケヤイ (1322) 【名】 掛矢、 大きい木槌 《1》 ◆カケヤイ で どやっしゃげて めぎ な⇒掛矢 で 打(ぶ)って 壊し なさい <杭などを打ち込むのに使う>
  かざ (33) 【名】 匂い、 臭い 《2》 ◆いやな かざが する⇒いやな 臭いが する <漂う空気を風(カザ)としたのか?>
  かざ・む (333) 【動】 匂う、臭う 《2》 ◆すえ とれ へんか かざんで みなよ⇒傷んで おら ないか 匂って みなさいよ
  かざ・る (333) 【動】 匂いがする 《2》 ◆金木犀が かざって きた な⇒金木犀が 匂って きた ね
  かさごおた (33322) 【名】 ヒキガエル、 ガマガエル 《2》 ◆かさごおた には 触ら れん でよ⇒ヒキガエル には 触ら ない でね
  かしょ・う (333) 【動】 援助する、 加勢する、 手伝う 《2》 ◆食べきれ なんだら かしょ た ろか?⇒食べきれ なかったら 手伝っ てや ろうか?
  かたくま (1231) 【名】 肩車 《1》 ◆かたくま し た げ んそ⇒肩車 し てあ げ るよ
  かど (31) 【名】 庭先 《2》 ◆かど い 行き ない⇒外庭 へ 行き なさい
  かば・える (3333) 【動】 ふざける 《1》 ◆お客さん見たら かばえる んよ⇒お客さん見たら ふざける のよ
  かべ (33) 【名】 カビ 《1》 ◆かべが ねる⇒カビが 生える
  かま・れる (1233) 【動】 (蚊に)刺される 《1》 ◆蚊に かまれ て かいいかいい⇒蚊に 刺され て 痒い痒い
  かまびし・い (33332) 【形】 貧しい、 乏しい、 足りない 《1》 ◆ご飯 こんだけ では かまびしい で?⇒ご飯 これだけ では 乏しい(足りない) ですか?
  かまや (333) 【名】 台所、 竈屋<共通語>  《2》 ◆昔の かまや は よう くすぼっ とう⇒昔の 竈屋 は よく 燻っ ておる  <竃(かまど)のある部屋>
  かもか (321) 【連語】 構うものか 《2》 ◆踏んでも かも か だ⇒踏んでも 構わない よ  <構う(かもう→かも)>
  かや・す (333) 【動】 返す、 倒す、 (他動詞) 《1》 ◆かった もんは はよう かやし な⇒借りた ものは 早く 返し なさい
  かや・る (321) 【動】 返る、 倒れる、 (自動詞) 《1》 ◆花瓶が かやって 水が まけた⇒花瓶が 倒れて 水が こぼれた
  から (31) 【名】 せい、 柄 《1》 ◆めげたら おまえの から にするぞ⇒壊れたら お前の せい にするぞ
  からかみ (3311) 【名】 襖、 唐紙障子 《2》 ◆猫が からかみ 破って ひもた⇒猫が 襖(の紙) 破って しまった  <唐紙(中国渡来の紙)>
  がわ (33) 【名】 外側、 皮、 外殻 《1》 ◆がわ へい ど きな⇒外側を はがし てお きな(さい)
  かわくろし・い (333331) 【形】 喉が渇・く(いて苦しい) 《2》 ◆かわくろし いて お茶飲んだ⇒喉が渇 いて お茶飲んだ
  かんか (123) 【名】 下駄(幼児語) 《2》 ◆赤い鼻緒の かんか 履い とん でぇ ⇒赤い鼻緒の 下駄 履い ている じゃぁないの
  かんか (321) 【名】 戸外(幼児語) 《2》 ◆天気が えぇけん かんか いかんで⇒天気が いいから 外へ 行きましょ
  かんまん (3212) 【連語】 かまわん、かまわない 《1》 ◆かんまん でよ⇒かまわない ですよ、 <構わ ん(ぬ・ない) ですよ>
  き・せる (333) 【動】 被せる、 着せる<共通語>  《1》 ◆濡れ ん ようにシート きせ といて⇒濡れ ない ようにシート 被せ ておいて
  き・る (33) 【動】 被る、 着る<共通語>  《1》 ◆むんぎゃら 帽子 着 とんな よ⇒麦藁 帽子を 被って いなさい よ  <帽子にも「着る」を使う>
  きい (13) 【名】 木 《1》 ◆きい 切る⇒木を 切る  <「い」は「を」を意味する>
  きい (33) 【名】 気 《1》 ◆きい つける⇒気を つける  <「い」は「を」を意味する>
  きいて (321) 【連語】 着て(イ音便) 《1》 ◆似合うか 着いてみな⇒似合うか 着てみなさい
  ぎす・い (321) 【形】 ぎすぎすしている、 きつ(強)い 《1》 ◆あのおばさん ぎすい わ⇒あのおばさん ぎすぎすしている わ
  きち(~ごめ) (31) 【名】 うるち(粳)、 粳米 《2》 ◆ぼたもちは きちと もち を混ぜなよ⇒ぼたもちは うるち米 と もち米 を混ぜなさいよ
  ぎっちゃー (1232) 【名】 左利き 《1》 ◆ぎっちゃー のピッチャー⇒左利き のピッチャー
  ぎっちょー (1232) 【名】 左利き 《1》 ◆ぎっちょー は 鋏 使い ぬくい だろな⇒左利き は 鋏 使い 難い だろうな
  きつねずし (12353) 【名】 いなり(稲荷)寿司 《2》 ◆きつねずし の おべんと⇒いなり寿司 の お弁当  <きつね→あぶらげ(油揚げ)>
  きのみず (3333) 【名】 吐き気の前に次々に出る唾液 《3》 ◆きのみず が 出 だした⇒吐く前の唾液 が 出 はじめた
  きびす (131) 【名】 かかと(踵) 《2》 ◆靴下 おけい けん きびす が 上い き とう⇒靴下が 大きい から かかと が 上に 来 ておる
  きやす・い (3331) 【形】 心安い、 生活が楽な  《1》 ◆あしこ は きやすい でわ⇒あのお宅 は 生活が楽 ですわ
  ぎゃらま (333) 【名】 げろ、 へど 《3》 ◆ぎゃらま つく⇒反吐を 吐く(猫などによく使う)
  ぎょう (13) 【名】 反吐(へど) 《2》 ◆はい 食べたら ぎょう 吐く じょ⇒蝿 食べたら 反吐 吐く よ
  きらり (123) 【名】 あぶらむし 《2》 ◆菊に きらり が ついた⇒菊に あぶらむし が ついた  <梅の葉などに付く>
  きりぼし (1233) 【名】 サツマイモを輪切りにして天日で干したもの 《1》 ◆きりぼし よれ いでぼしが やりこい⇒きりぼし より いでぼしが 軟らかい
  ぎんぎん虫 (123311) 【名】 コガネムシ、 かなぶん 《1》 ◆ぎんぎん虫 が 止まっ とう⇒コガネムシ が 止まっ ておる
  く (3) 【名】 宅、 家(うち) 《1》 ◆おまん く い 行 こか?⇒お前さん の 家 へ 行 きましょうか?
  く・べる (333) 【動】 (燃やすものを)入れる、 焼べる<共通語> 《2》 ◆もう ちょっと たきもん くべ といて⇒もう 少し 焚きもの 入れ ておいて
  くく・る (333) 【動】 結ぶ、束ねる 《1》 ◆よう くくっ といて よ⇒しっかり 結ん でおいて ね
  くじ・く (321) 【動】 捻挫する 《1》 ◆足 くじいた⇒足を 捻挫した
  くじゅ・む (333) 【動】 しゃがむ、 縮こまる 《1》 ◆かくれんぼで くじゅん どる⇒かくれんぼで 縮こまっ ておる
  くすぼ・る (3211) 【動】 くすぶる(燻ぶる) 《2》 ◆肉が くすぼって ひもた⇒肉が すすけて しまった
  くそてんご (33322) 【名】 てんご・ふざけ・役に立たないこと 《2》 ◆くそ てんご すな⇒全く 役に立たないこと するな、 <くそ:接頭語+てんごう(癲狂・転業)>
  くとくと (3211) 【副】 うだうだ 《1》 ◆だんでもないこと くとくと 言わ れん⇒役にも立たないないこと うだうだ 言わ ないで
  くらっしゃ・げる (33111) 【動】 ぶん殴る 《1》 ◆わりこと したら くらっしゃげる ぞ⇒悪いこと したら ぶん殴る ぞ  <食らわしあげる>
  ぐゎあす (333) 【連語】 ございます 《1》 ◆ありがとう ぐぁあす⇒ありがとう ございます。
  ぐゎあへん (3333) 【連語】 ございません 《1》 ◆ほんなこと ぐぁあへん でよ⇒そんなこと ございません ですよ
  くんだら (1233) 【名】 余談、雑談 《1》 ◆えっと くんだら 言うた⇒長いこと 雑談 した
  くんまき (3333) 【名】 首巻、 マフラー 《2》 ◆さぶい けん くんまき しょう⇒寒い から 首巻 しよう
  げぇ (23) 【名】 嘔吐、 嘔吐物 《1》 ◆猫は よう げぇ 吐く じょ⇒猫は よく 嘔吐 する よ
  げさくな (3211) 【形動】 下作な、 下品な、 品がない <共通語> 《1》 ◆げさくな こと 言わ れん の⇒下品な こと 言わない で
  ゲスイタ (3333) 【名】 五右衛門風呂のスノコ 《2》 ◆ゲスイタ 敷か な やけはた するでよ⇒ゲスイタ 敷か ないと 火傷 しますよ<下巣板?>
  けそけそ (3333) 【副】 粗末(な扱い)、 軽視、 無視 《2》 ◆仲間に けそけそに された⇒仲間に 無視 された
  けたくそがわる・い (33333321) 【形】 癪にさわる、 腹立たしい、 卦体が悪い 《1》 ◆けたくそがわるい けん 辞める⇒癪にさわる から 辞める <卦体(けたい:占いの結果)+糞(強調)>
  げとげと (1233) 【形動】 どろんこ、 どろどろ、 汚れが酷いさま 《1》 ◆服 どろどろにして どこで遊ん どった んで?⇒服 いっぱい汚してして どこで遊ん でいた の?
  けな・い (321) 【形】 少ししかない、 すぐなくなる、 あっけない 《2》 ◆お金って けない なっ⇒お金って すぐなくなる ねっ  <少ケナイ、味ケナイ、あっケナイ ?>
  けぶ(む)た・い (3331) 【形】 煙い<共通語> 《1》 ◆燃え んけん けぶたい ん じゃがな⇒燃え ないから 煙い の ですよ
  げんげ (123) 【名】 れんげ 《2》 ◆田ぁ で げんげ 見 ん でぇな⇒田 で れんげ 見かけ ない ですね
  けんたい (1233) 【形動】 おおっぴら、 平気 《1》 ◆けんたいで タバコ 呑ん みょう⇒おおっぴらで タバコ 吸っている  <~み ょう:~み おる>
  けんと (332) 【名】 世間体 《1》 ◆ぼろー 着とったら けんと が悪いぞ⇒みすぼらしい服 着ていたら 世間体 が悪いよ
  ケンド (123) 【名】 篩(ふるい) 《2》 ◆小米 ケンド で おろし ときなよ⇒小米を 篩 で 篩っ ておきなさいよ
  けんど (321) 【助】 けれど、けど 《1》 ◆ほだ けんど⇒そうだ けれど
  けんといき (33333) 【形動】 見当のまま、 予測のまま、 いい加減 《1》 ◆けんといき に 味つけた⇒いい加減 に 味つけた
  けんとくそ (33333) 【名】 いいかげん、 大まか 《1》 ◆けんとくそ で セメン混ぜ たぁる けんど⇒大まか に セメント混ぜ てある けど  <見当の強調?>
  けんとまく (33333) 【名】 でたらめ、 分からぬまま、 いいかげん 《1》 ◆けんとまく 言うな⇒いいかげんなこと 言うな
  こ・ける (333) 【動】 転ぶ、 倒れる、 転ける・倒ける<共通語> 《1》 ◆けつまずいて こけた⇒蹴躓いて 倒れた
  こ・げる (123) 【動】 日焼けする 《1》 ◆海水浴に いとった けん よう こげとん だろ⇒海水浴に 行っていた から よく 日焼けしている でしょう
  こいや・げる (12333) 【動】 飽き飽きする、懲り懲りする、  《2》 ◆もう こいやげた⇒もう 懲り懲りした
  こう・す (321) 【動】 (建築物・構造物を)解体する 《1》 ◆家 こうして 建て替え よる⇒家を 解体して 建て替えて いる
  こうばりつ・く (333333) 【動】 へばりつく、 強く貼り付く 《2》 ◆杵に こうばりついた 餅取っ ときな⇒杵に へばりついた 餅取っ ておきなさい
  こぉ (23) 【名】 粉 《1》 ◆はんぼに こぉ ふっ といて⇒はんぼ(飯盆?)に 粉 振るっ ておいて
  ごおた (123) 【名】 蛙、 ヒキガエル 《1》 ◆おけいんが ごうたで こんまいんは おんびき で?⇒大きいのが ごおたで 小さいのは おんびき ですか?
  こーとな (3211) 【形動】 地味な 《2》 ◆若いのに こーとな 服 着いて⇒若いのに 地味な 服 着て (「着る」にイ音便をつけるので「聞く」と混同する)
  コガ (32) 【名】 大樽(漬物、酒、味噌などに使う)  《2》 ◆コガ に入って こんこ 漬ける⇒大樽 に入って 沢庵 漬ける
  こさ・げる (3211) 【動】 こそげる 《1》 ◆じいも こさげて たい といて よ⇒里いも こそげて 煮ておいて ね
  ごじゃー (232) 【名】 間違ったこと、 でたらめ 《1》 ◆ごじゃー 言わ れん⇒間違ったこと 言わ ないで 
  ごじゃぶろ (1233) 【名】 間違ったこと、 でたらめ 《2》 ◆ごじゃぶろ だらけ でぇ⇒でたらめ ばかり じゃぁないの
  こす・い (321) 【形】 ずるい、 狡い<共通語> 《1》 ◆ほんな ん こすい わ⇒そんな の ずるい よ  <強調で「こっすい」とも (あっ、こっす!)>
  こそば・い (3331) 【形】 こそばゆい、くすぐったい 《1》 ◆こそばい けん せられん⇒くすぐったい から しないで  <こそばゆい→こそばいい→こそばい>
  こそばか・す (33333) 【動】 くすぐる 《1》 ◆赤ちゃん こそばかして みな⇒赤ちゃん くすぐって ごらん  <こそば・す>
  ごつ・い (321) 【形】 凄い、 強い、 頑丈な、 とても 《1》 ◆ごつい 腕 し とお⇒頑丈な 腕 し ている
  こっしゃ・える (3333) 【動】 拵える(こしらえる) 《1》 ◆出かけるのに まだ こっしゃえ とらん でぇか⇒出かけるのに まだ 準備 していない ではないか
  ごっつ・い (231) 【形】 凄い、 強い、 頑丈な、 とても 《1》 ◆ごっつう ようけ⇒とても たくさん  <ごつい の強調> 
  ごっつぉー (3333) 【名】 ご馳走 《1》 ◆おごっつぉ なりました⇒おご馳走 になりました(丁寧語重複)→ご馳走さまでした
  ことやけ (3333) 【名】 あざ、 赤あざ 《2》 ◆ふとももに ことやけが ある⇒太腿に あざが ある  <布を鏝で焦がしたような感じから?>
  こない (333) 【副】 このように 《1》 ◆こない ようけ もろて⇒このように 沢山 貰って
  こないだ (3321) 【名】 このあいだ 《1》 ◆こないだ こなんだ な⇒この間 来なかった ね
  ごま (12) 【名】 こま(玩具)、 小さい車輪、 転がるもの 《2》 ◆しょんがつ は ごま まぁし じゃがな⇒正月 は コマ 回し ですよ  <こま:独楽>
  こま・い (311) 【形】 小さい、 ケチな 《1》 ◆こまい 家でも す んみょい でよ⇒小さい 家でも 住 みよい ですよ
  コマザライ (33321) 【名】熊手、 さらえ(浚える道具)、さらい 《2》 ◆コマザライ で 落葉 かい といて⇒熊手 で 落葉を 掻き集め ておいて  <小間浚え→コマザライ?>
  こら・える (1234) 【動】 我慢する、 勘弁する 《1》 ◆わりこと したら こらえ へん じょ⇒悪いこと(いたずら) したら 勘弁 しない ですよ <堪える>
  これびゃぁ (1233) 【連語】 これっぽち 《1》 ◆これびゃぁ では 足ら ん⇒これっぽちでは 足り ない
  こわ・る (321) 【動】 痛む、鈍痛がする 《2》 ◆やね が こわる⇒腕や肩(の関節や筋肉) が 痛む
  ごわへん (3333) 【連語】 ございません 《1》 ◆だい ごわへん⇒大事では ございません
  こんこ (123) 【名】 沢庵、 こうこ、 おこうこ、 香の物 《1》 ◆こんこ で 茶漬け して すぐ仕事⇒こうこ で 茶漬け 食べて すぐ仕事
  こんじんざい (123311) 【形動】 こんりんざい 《2》 ◆競馬は こんじんざい しまへん⇒競馬は こんじんざい しまへん
  こんなん (3332) 【副】 こんなの 《1》 ◆こんなん 知ら ん で?⇒こんなの 知ら ない ですか?
  こんま・い (3331) 【形】 小さい、 ケチな 《1》 ◆こまい こと 言われ ん⇒ケチな こと 言わ ないで
  こんや・げる (12333) 【動】 困り果てる、 往生する、 てこずる 《1》 ◆重たい けん もっちゃげる んに こんや(りゃ)げた⇒重たい から 持ち上げる のに 困り果てた

  ===< さ行 >=== ◆行索引◆
  ザイ (31) 【名】 はたき(叩き) 《3》 ◆障子の桟に ザイ かけ な⇒障子の桟を はたき で 払いなさい  <埃を払い落とす掃除用具>
  さいさい (3333) 【副】 再々<共通語>、何度も、時々 《1》 ◆珍しい鳥が 再々 来る んよ⇒珍しい鳥が 何度も 来る のよ
  さく・い (321) 【形】 裂けやすい、 脆い、 柔軟性がない 《1》 ◆さくい けん じきに 折れる⇒もろい から すぐに 折れる  <裂くい→さくい、 ⇔ねば・い>
  さど・い (311) 【形】 すばやい、 すばしこい 《1》 ◆もう取っ とう さどい ぃ⇒もう取っ ている すばしこい よ <さどこ・い とも言う、 敏(さと)い→さどい>
  さるまた (3333) 【名】 パンツ(トランクス)、 猿股<共通語> 《2》 ◆さるまた で よう 泳いだ わ だ⇒パンツ で よく 泳いだ ものだ よ
  じいも (333) 【名】 サトイモ 《1》 ◆じいも の 炊いた んに いぐい ん があった⇒里芋 の 煮た のに えぐい の があった
  しぇーへん (3113) 【連語】 しない、 しはしない 《1》 ◆しぇー へん でよ⇒し ない ですよ
  しぎょ・い (321) 【形】 隙間がない、 詰んでいる  《2》 ◆しぎょい とこ を まざき ないよ⇒隙間がない 所 を 間引き なさいよ  <茂る・繁る の形容詞化?>
  しぎょ-に (1232) 【形動】 隙間がなく、 詰めて  《2》 ◆しぎょーに 並べ とき な⇒詰めて 並べ ておき なさい
  した・る (333) 【動】 滴る(したたる) 《3》 ◆ふたえ から汗が したん りょう⇒額 から汗が 滴っ ている
  しといき (3333) 【副】 暫く 《1》 ◆しといき かがんだら 腰が痛い ん 治る⇒暫く しゃがんだら 腰が痛い の 治る  <一息→しといき>
  しに・いる (3333) 【動】 あざができる、 内出血する 《1》 ◆すね 打って しにいっ とう⇒脛 打って 内出血し ている
  じぶん (333) 【名】 時分<共通語>、 ころ 《1》 ◆若い 時分 は いっきょいよう いごっきょった⇒若い 頃 は 勢いよく 動いて(働いて)いた
  しゃっきん (1233) 【形動】 冴えている さま 《2》 ◆よう 寝た けん しゃっきん じゃぁ⇒よく 寝た から 冴えて いるよぉ
  じゃら (31) 【名】 じゃらじゃらしたこと、 冗談 《1》 ◆じゃら いうな!⇒じゃらじゃらしたこと いうな!
  じゃらく・る (3333) 【動】 じゃらじゃらする、 いちゃいちゃする  《1》 ◆子供の前で じゃらく られん⇒子供の前で いちゃいちゃ しないで 
  じゃらこ・い (3331) 【形】 じゃらじゃらした、 軽々しい、 簡単だ 《1》 ◆魚3枚におろすぐらい じゃらこい でわ⇒魚3枚におろすぐらい 簡単ですわ
  しょうたれ (1232) 【名】 だらしない様子/人、ぶざま、 不器用 《2》 ◆しょうたれ かわいとる⇒貧乏 たらしい  <しおたれ(潮垂れ)→しょうたれ>
  じょうに (231) 【副】 たくさん 《2》 ◆おんみゃげ じょうに こうて きてよ⇒お土産 たくさん 買って きてね
  じょうば・る (3333) 【動】 強情を張る 《2》 ◆ゆうても じょうばって ばっかりじゃ⇒言って(聞かせても) 強情を張る ばかりです
  じょうばりこ・い (333331) 【形】 強情っ張りな 《2》 ◆じょうばりこい 子 じゃ なっ⇒強情っ張りな 子 だ ねっ
  じょうり (333) 【名】 草履(ぞうり) 《1》 ◆戦後はゴム じょうり で今はクロッカス じゃって⇒戦後はゴム 草履 で今はクロッカス だとか
  しょがな・い (3312) 【連語】 しよう(仕様・仕方)がない 《1》 ◆泣いても しょがない でよ⇒泣いても 仕方がない ですよ
  ジョレン (333) 【名】 鋤簾、 つつみ<土箕> 《3》 ◆主に土を運ぶのに使うため、左右に握り手がついて竹素材も箕より分厚く丈夫に作ってある。
  しょんがつ (3331) 【名】 正月 《1》 ◆中国は 旧しょんがつ で するんじゃな⇒中国は 旧正月 で (休み・祀り)するんじゃな
  じょんじょ (333) 【名】 じょじょ、 草履(幼児語) 《2》 ◆じょんじょ 履いて よいよい して みな⇒じょじょ 履いて 歩いて ごらん
  じる・い (321) 【形】 どろどろしている、 ぬかっている、 水っぽい 《1》 ◆じるい たんぼで くさ ぬいた⇒ぬかっている 水田で 草 引いた
  しわしわ (3121) 【副】 ゆっくり、そろそろ 《1》 ◆この坂 せこい けん しわしわ 登ら んで⇒この坂 苦しい から ゆっくり 登り ましょう
  しんだ・い (1231) 【形】 しんどい、苦しい、馬鹿馬鹿しい、脱力感がある 《1》 ◆しんだい けん いっぷく する⇒しんどい から 休憩 する。 しんだい こと⇒馬鹿馬鹿しい こと
  す・える (123) 【動】 腐る、 傷む、 腐ってすっぱくなる 《2》 ◆この めし もう すえ とるぞ⇒この 飯 もう 腐って いるぞ
  すい・い (311) 【形】 すっぱい 《1》 ◆すだち は すいい けんど んまい な⇒すだち は すっぱい けど 美味い ね
  すか (13) 【名】 外れ、 空(から) 《1》 ◆宝くじ すか ばっかり でぇ⇒宝くじは 外れ ばかり じゃないの
  すかんぽ (1223) 【名】 違う方向、 的外れ 《2》 ◆じぎょうちゅう じゃのに すかんぽ 向いて⇒授業中 なのに 違う方 向いて  <すか の ほう?>
  せこ・い (311) 【形】 苦しい、息苦しい 《1》 ◆食べ過ぎて せこい せこい⇒食べ過ぎて 苦しい 苦しい
  せせなげ (1233) 【名】 せせなぎ 《2》 ◆<調理や食器の洗い物の下水を溜めておくどぶ(溝) 「せせらぎ」から?>
  せら・う (311) 【動】 競り合う、 手向かう 《2》 ◆せらいに3333 来 よん で?⇒手向かって 来 ているの ですか?  <「せせら(嘲)う」から?>
  せられん (3333) 【連語】 しない 《1》 ◆ほんなこと せられん でよ⇒そんなこと しない でね
  せんぐりに (1233) 【形動】 次々に 《2》 ◆蟻が せんぐりに 出てくる⇒蟻が 次々に 出てくる  <千・先 繰り→千(多く)・先を 繰り返す?>
  せんち (311) 【名】 便所 《3》 ◆せんちで つくなむ⇒便所で しゃがむ
  そ・える (333) 【動】 おかずとして食べる、 (主食に 添える) 《1》 ◆なーんじゃ ないけん 梅 そえて よ⇒何にも ないから 梅干を おかずにして くださいね
  ぞうし (333) 【名】 食器洗いをすること、 雑仕<共通語> 《1》 ◆食べて澄んだら おまはんも たまには ぞうし してよ⇒食べ終わったら あなたも たまには 洗物 してね
  ぞうつけな・い (333331) 【形】 ばかでかい、非常に多い 《1》 ◆ほんな ぞうつけない もん どない すりゃ?⇒そんな 馬鹿でかい もの どう しようか?
  ぞうよう (1322) 【名】 費用 《1》 ◆嫁入り さすのに ようけ ぞうようが かかる⇒嫁入り させるのに 沢山 費用が かかる
  そそは・い (3331) 【形】 危なつかしい、 落ち着きがない 《2》 ◆そそはい けん てぇ ひいと んなよ⇒危なつかしい から 手を 引いて いなさいよ
  そっ (3) 【感】 それっ、 そらっ、 さっ 《2》 ◆あげ ん そっ どうぞ⇒あげ よう さっ どうぞ
  そつに・する (33333) 【連語】 無駄にする、  《1》 ◆ほない そつに せられん の⇒そんなに 無駄に しないで よ  <粗末の「ま」を抜いて→そつ>
  ぞんぞん (3211) 【副】 ぞくぞく(寒けで)する 《1》 ◆風邪ひいて背中が ぞんぞん する⇒風邪ひいて背中が ぞくぞく する

  ===< た行 >=== ◆行索引◆
  た・てる (123) 【動】 (戸を)閉める 《3》 ◆台風 じゃ けん 戸を たて とこ⇒台風 だ から 戸を 閉め ておこう
  た・てる (123) 【動】 立たせる(他動詞?)、 立てかける 《1》 ◆遅刻したら 廊下で 立てらす⇒遅刻したら 廊下で 立たせる
  たお・る (311) 【動】 曲がる 《1》 ◆ほこ たおる けん まがる でよ⇒そこ 曲がる から 邪魔になり ますよ   <手折る?>
  たくば・える (33333) 【動】 蓄える 《2》 ◆銭は たくばえ とき ないよ⇒お金は 蓄え ておき なさいよ
  だす・い (311) 【形】 緩い、馬鹿馬鹿しい 《1》 ◆だすい こと 言うな⇒馬鹿馬鹿しい こと 言うな   だすめる⇒緩める    
  ただに (131) 【副】 ただ単に、 坦々と 《2》 ◆ただに 歩くだけで えぇん よ⇒ただ単に 歩くだけで いいの よ
  たち・る (123) 【動】 立つ 《1》 ◆孫が始めて 立ちった⇒孫が始めて 立った  <「立てる」とも言う>
  たっす・い (132) 【形】 あほらしい、 内容が乏しい、 面白くない 《1》 ◆あの映画 たっすかった でよ⇒あの映画 面白くなかった ですよ
  たてつけ (1233) 【名】 戸の閉まり具合い、 戸と柱の隙間 《2》 ◆家が古いけん からかみの たてつけが 悪い⇒家が古から 襖の 閉まり具合いが 悪い
  たど・る (333) 【動】 痴呆になる 《1》 ◆あの人 たどっ とんでよ⇒あの人 痴呆になっ ているのですよ
  たぶたぶ (3333) 【名】 風呂(幼児語) 《2》 ◆はよ たぶたぶ 行こか⇒早く お風呂へ 入ろうか  <「ちゃぶちゃぶ」とも言う>
  たぶね (333) 【名】 うたた寝 《1》 ◆また たぶね しよん え?⇒また うたた寝 している の?
  だんない (3213) 【連語】 大した(難しい)ことない、  気遣いはいらない 《2》 ◆だん ない でよ⇒難しいこと ない ですよ(簡単ですよ)
  ちゃちゃらぼちゃらに (3333333) 【形動】 だいなしに、 値打ちなく、 茶茶無茶に  《1》 ◆ボーナスもパチンコで ちゃちゃらぼちゃらに してしもた⇒ボーナスもパチンコで だいなしに してしまった
  ちょいちょい (1232・3232) 【副】 ちょくちょく、時々 <共通語> 《1》 ◆ちょいちょい 遊びに来る⇒時々 遊びに来る
  ちょう・げる (3211) 【動】 ?ちょんげる 《1》 ◆仔猫は よう ちょうげる でよ⇒仔猫は よく じゃれ ますよ  <「ちょんげる」とも言う>
  ちょこだいな (33333) 【形動】 猪口才な<共通語>、 生意気な 《2》 ◆こどもの癖して ちょこだいな やっちゃな⇒こどもの癖して 生意気な 奴じゃな
  ちょん・げる (3211) 【動】 じゃれる 《1》 ◆猫が ちょんげる⇒猫が じゃれる
  つ・む (13) 【動】 混む、 (詰む) 《1》 ◆この道 よう つんどう な⇒この道 よく 混んでいる ね
  つか・える (1233) 【動】 渋滞する (閊える) 《1》 ◆よう つかえとる けん こっち まーる で?⇒よく 混雑している から こちらへ 迂回しますか? <痞える?>
  つかみさがす (321333) 【連語】 散らかす 《1》 ◆つかみさがし とります けんど おあがん なして⇒散らかし ております けれど お上がり ください
  つくな・む (3333) 【動】 しゃがむ 《2》 ◆くたぶれたら ほこで つくなん どんな⇒疲れたら そこで しゃがん でおりなさい
  つつ・く (311) 【動】 痛む、 激痛がする 《1》 ◆歯が つつく⇒歯が 痛む  <尖ったもので突っつかれる感じから?>
  つづ・める (3211) 【動】 片寄せる、 約(つづ)める<共通語> 《1》 ◆荷物は隅のほうに つづめ ときな⇒荷物は隅のほうに 片寄せ ておきな  <ちぢめる→つづめる>
  つねぎ (123) 【名】 常着、 普段着、(⇔よそいき) 《1》 ◆つねぎ のままで かいもん に いこ⇒普段着 のままで 買い物 に 行こう
  つば・える (3333) 【動】 贅沢する、 贅沢癖になる 《3》 ◆口がつばえてしもて ええもんか 食わん⇒口が贅沢になってしまって いいものしか 食べない
  つべくそ (3333) 【名】 いらぬお節介、 余計な手・口出し 《1》 ◆つべくそ すな!⇒いらぬお節介 するな!
  つま・える (1233) 【動】 仕舞う 《1》 ◆道具 つまい といて⇒道具(を) 仕舞って おいて(ください。)
  つる・む (321) 【動】 交尾する 《2》 ◆トンボが つるんで 飛ん びょう⇒トンボが 交尾して 飛ん でいる
  で・ける (333) 【動】 できる、子が生まれる 《1》 ◆いつ でけたん えっ?⇒いつ 生まれたの ですか?
  てが・う (311) 【動】 ちょっかいを出す、 からかう 《1》 ◆犬 てごたら 咬まれる でよ⇒犬に ちょっかいを出したら 咬まれますよ
  てった・う (333) 【動】 手伝う 《2》 ◆ちょっと てっ とう て⇒ちょっと 手伝っ て  <「てつなう」とも言う>
  でわだ (332) 【助】 ですよ、ますよ 《1》 ◆ない でわだ⇒ない ですよ
  テンガ (333) 【名】 手鍬 《1》 ◆ネギなどの作物に土入れする農具、鍬の刃はほぼハート型 
  てんこつ (3333) 【名】 てっぺん、 頂上 《1》 ◆頭の てんこつ⇒頭の てっぺん、 山の てんこつ⇒山の 頂上
  でんちゅう (1232・3211) 【名】 袖なしのはんてん 《2》 ◆寒かったら でんちゅう きぃ とんな⇒寒かったら 袖なしのはんてん 着 ておりなさい
  てんでに (1223) 【副】 それぞれに、 個人個人で 《1》 ◆弁当は てんでに 持ってきて よ⇒弁当は 個人個人で 持ってきて ね
  てんぷな (3211) 【連体】 向こう見ずな 《2》 ◆てんぷな ことしたら あむない⇒向こう見ずな ことしたら 危ない
  と・える (123) 【動】 泣く、泣き叫ぶ 《2》 ◆とえたって しょ が ないぞー⇒泣いても 仕方 が ないよ-   <吠える→と・える>
  ど・びる (333) 【動】 腐ってドロドロ(やわらか)になる 《2》 ◆つけもん が どび とる⇒漬物 が 腐ってやわらかく なっている
  どうだんで (33333) 【連語】 どうですか 《2》 ◆おん がい どうだんで⇒お 具合 どうですか  <どうですか→どうだすか→どうだんで?>
  どく・れる (3333) 【動】 すねる、 膨れ面をする、 脹れる 《1》 ◆怒ったら どくれて ものいわ ん⇒怒ったら すねて もの言わ ない  <「どまくれる」とも言う>
  どぐら・す (3333) 【動】 くらわす, 殴る 《2》 ◆ど ぐらっ しゃげ たろか⇒くらわし あげ てやろうか  <ど(接頭語)+くらわす>
  どぐわ・す (3333) 【動】 くわす, くらわす, 叩く 《2》 ◆どんがし たら 泣いた⇒叩い たら 泣いた  <ど(接頭語)+くわす 「どんがす」とも言う>
  とこま・える (12334) 【動】 捕まえる(虫・魚など) 《2》 ◆カブトムシ とこまえ た⇒カブトムシ 捕まえ た
  どしんだ・い (33332) 【形】 馬鹿馬鹿しい 《1》 ◆どしんだい 話 じゃ けんど⇒馬鹿馬鹿しい 話 だ けど  <ど(接頭語)+しんだ・い>
  どちらいか (12321) 【連語】 こちらこそ、 どういたしまして 《2》 ◆どちらいか ありがとう⇒こちらこそ ありがとう
  どつ・く (321) 【動】 叩く 《1》 ◆どつい たら いか ん でわ⇒叩い たら いけ ない ですよ
  とっとと (3322) 【副】 さっさと、 はやく、 急いで <共通語> 《2》 ◆とっとと 歩け⇒さっさと 歩け
  とっぱくろう (33333) 【名】 うそ、 うそつき 《2》 ◆とっぱくろう の 言うこと 本気に せられんでよ⇒うそつき の 言うこと 本気に しないでね
  とばさく (3333) 【名】 慌て者、 落ち着きのない人 《2》 ◆とばさく じゃけん じょうじゅう けがしよる⇒慌て者 だから しょっちゅう 怪我している
  とまえ・る (1223) 【動】 掴まえる、掴んで支える 《1》 ◆こけ ん ように とまい とってだ⇒倒れ ない ように 支え ておってよ  <~える→~いる>
  どまく・れる (33333) 【動】 すねる、 膨れ面をする、 脹れる 《1》 ◆どまくれ とったら そん でよ⇒膨れ面をし ていたら 不利 ですよ  <「どくれる」とも言う>
  とろくそ・い (33321) 【形】 とろくさい、 のろくさい 《1》 ◆とろくさい んは はがいたらしい な⇒のろくさい のは すごく歯がゆい ね  <~たらしい:強調>
  とろこ・い (3331) 【形】 とろい、 のろい、 鈍い  《1》 ◆とろこい けん 真似 で け ん⇒鈍い から 真似 で き ない  <⇔さどい(敏い)>
  トンガ (333) 【名】 唐鍬(とうぐわ) 《2》 ◆トンガ で 芋 ほんりゃげ た⇒唐鍬 で 芋を 掘りあげ た
  どんがっしゃ・げる (333222) 【動】 強く叩く、 くらわしあげる 《1》 ◆どんがっしゃげて 割んな⇒強く叩いて 割りなさい  <ど(接頭語)+くらわし+あげる>
  どんま・い (3332) 【形】 ずるい 《2》 ◆ど んまい やつ じゃ⇒ずるい 奴 だ  <ど(接頭語)+旨い(自分に都合よい)>

  ===< な行 >=== ◆行索引◆
  な! (3) 【動】 なさい!(命令) 《1》 ◆行き な333⇒行き なさい  し な33⇒し なさい
  な・る (33) 【動】 怒鳴る 《3》 ◆ふとん叩き もって なっ と る⇒ふとん叩き ながら 怒鳴っ てお る
  ながせ (232) 【名】 梅雨、 梅雨期、 梅雨どき  《2》 ◆田植えは ながせ に しよった のに…⇒田植えは 梅雨どき に していた のに…
  なかだい (3333) 【名】 中間辺り、 中程 《2》 ◆坂の なかだい で せこー なった⇒坂の 中間辺り で 苦しく なった
  ナギタン(ナガタン) (3333) 【名】 菜切り包丁 《1》 ◆ながたん で刺身が でける でぇ?⇒菜切り包丁 で刺身が でき ますか?
  なご・い (321) 【形】 穏やかだ、 波が低い、  《1》 ◆なごかった けん 船揺れ なんだ⇒凪いでいた から 船が揺れ なかった  <「和ぐ・凪ぐ」の形容詞化>
  なだ! (31) 【動】 なさいよ!(命令の強調) 《1》 ◆来 な だ331⇒来 な さいよ
  なは・る (311) 【動】 なさる 《1》 ◆どこ 行き なはん りょん?⇒どこへ 行き なさって いるの?
  ナル (31) 【名】 丸太(足場・ハデなどによく使う) 《1》 ◆今でも ナル の足場で 外壁塗装⇒今でも 丸太 の足場で 外壁塗装
  なんしよりゃ (12321) 【連語】 何してるんだ 《3》 ◆こら! ほれ なんしよりゃ⇒こら! それ 何してるんだ
  なんやかい (12351) 【副】 何やら彼やら、 いろいろと 《1》 ◆福袋 なんやかい 入っ とんでよ⇒福袋 いろいろと 入っ ていますよ
  ぬか・す (333) 【動】 言う  <軽蔑語> 《1》 ◆なに ぬかっ しょん な⇒なに 言っ てるん だ  <早く言うと→「なん かっ しょん な」>
  ねごた (231) 【名】 よく寝る人、 朝寝坊 《1》 ◆ねごた は 朝抜き じゃ⇒朝寝坊 は 朝食抜き だ  <さげすんで→寝 ごうた(ヒキガエル)から?>
  ねねこ (123) 【名】 赤子、赤ちゃん 《2》 ◆あしこ の ねねこ かわいらしかった⇒あそこ の 赤ちゃん 可愛らしかった
  のいれ (321) 【名】 取り入れ、 収穫 《1》 ◆稲の のいれ で せわしい⇒稲の 収穫 で 忙しい  <野から作物をとり入れ→野入れ?>
  のうて (321) 【連語】 なくて 《1》 ◆ブログで のうて ツイッター でよ⇒ブログで なくて ツイッター ですよ   <関西ではよく使う「ウ音便」>
  のうな・る (3312) 【連語】 (物が)無くなる、 (人が)亡くなる 《1》 ◆まだ 60 じゃのに のう なって…⇒まだ 60歳 だのに 亡く なって…  <「ウ音便」>
  のうなか・す (33333) 【連語】 なくしてしまう、 失う 《1》 ◆ダイヤの指輪 のうなかした んで?⇒ダイヤの指輪 失った のですか?  <「ウ音便」>
  のうなら・す (33333) 【連語】 なくしてしまう、 (その場から)隠す 《1》 ◆手品で 鳩 のうならす んでよ⇒手品で 鳩を 隠す のですよ  <「ウ音便」→なくならせる>
  のさ・る (333) 【動】 サボる  <軽蔑語> 《2》 ◆仕事も せんと のさ とって⇒仕事も しないで サボ っていて  <「のろのろする」の意から?>
  のたく・る (3333) 【動】 苦しみもがく、 のたうつ 《2》 ◆盲腸で のたくっ とったわ⇒盲腸で のたうっ ていたよ
  のひろ・い (3332) 【形】 手広い、 裕福だ 《1》 ◆あしこ は のひろい でよ⇒あの家 は 裕福 ですよ  <野広い→広い田畑を持っている→生活に困らない?>

  ===< は行 >=== ◆行索引◆
  は・く(手袋を) (33) 【動】 (手袋を)する、 穿く、 嵌める 《1》 ◆手袋 はいて 帽子 着ぃ とんな⇒手袋 をして 帽子を 被っ ていなさい  <「履く」ではない>
  はいあい (1233) 【名】 (色や形や位置)釣合い、 バランス 《1》 ◆丹頂鶴は色の はいあい が えぇな⇒丹頂鶴は色の バランス が いいね  <配色や配置の相性→配相?>
  はがい・い (3321) 【形】 歯がゆい、 じれったい、 腹立たしい 《1》 ◆なんしに でけんのえ? はがいい な⇒なぜ 出来ないの? じれったい ね  <強調:はがいたらしい>
  はざ (13) 【名】 普段、 平日、 平素  《2》 ◆はざ に 仕事 せんと どないするで?⇒普段 仕事 しないで どうするの?
  はざ・ける (3211) 【動】 挟む、 挟み込む 《1》 ◆読んだページに 栞 はざける⇒読んだページに 栞を 挟む
  はしか・い (3331) 【形】 芒い<共通語>、 むず痒い、 痛痒い 《1》 ◆麦の 野入れで はしかい はしかい⇒麦の 取り入れで とてもむず痒い  <芒の形容詞化>
  はしり (331) 【名】 流し(戸外の) 《2》 ◆井戸端で洗いものをする作業場(台)で石やコンクリートで作り、水を流しやすくしてある(昔のシンク)
  はぜのけ (1233) 【名】 のけ者、 除外 《1》 ◆いやらしい子は はぜのけ じょ⇒いやらしい子は のけ者 ですよ  <撥ね除け?>
  ぱっぱ (33) 【名】 おんぶ(幼児語)、たばこ 《2》 ◆ぱっぱ し た ぎょー⇒おんぶ し てあ げよう
  ハデ (31) 【名】 稲架<共通語>(はさ、はざ、はせ、はぜ、はで)1 《1》 ◆ハデ に掛ける⇒ハデ に掛ける  <作物(稲・大根など)を乾燥するための物干し>
  はな (33) 【名】 鼻<共通語>、 端、 先 《2》 ◆はな のほうで おらえ とって⇒端 のほうで 支え ておって
  はりこ・む (3211) 【動】 思い切って費用(大金)をつぎ込む、奮発する  《1》 ◆婚礼 じゃけん はりこん だげな⇒結婚式 だから 奮発 してあげな  張(貼)り込む<共通語>
  はんこ (123) 【名】 はんてん(半纏) 《2》 ◆さぶい けん はんこ 着ぃとんな⇒寒い から 半纏 着 てなさい
  はんぞうさく (333211) 【形動】 荒っぽくて無駄にする さま 《1》 ◆もったいない けん はんぞうさくに せられんの⇒もったいない から 無駄に しないの
  ハンボ (131) 【名】 ちらし寿司をつくるときなどに使う浅い御櫃 《1》 ◆ハンボ で寿司 混ぜる  <飯盆?→ハンボ>
  ひぃ (12) 【名】 火(ひ3) 《1》 ◆キャンプで ひぃ 焚く⇒キャンプで 火(を) 焚く
  ひぃ (31) 【名】 日(ひ3) 《1》 ◆お ひぃ さん が あまばい⇒お 日 さん が まばゆい
  ひだる・い (3331) 【形】 ひもじい、 空腹である、 饑い<関西:共通語> 《1》 ◆腹が減っ とん を ひだるい って言う な⇒お腹が空い ているの を ひだるい って言う ね
  ひとよさ (1322) 【名】 一夜、一晩、 一夜さ<共通語> 《2》 ◆ひとよさ 寝たら 治るでわ⇒一晩 寝たら 治りますわ
  ひょかすか (1322) 【副】 ひょっこり、 思いがけなく 《2》 ◆ひょかすか 来る んよ⇒思いがけなく 来る のですよ  <「ひょこ」っと「すか」食わされた 感?>
  ひん・ける (3333) 【動】 干からびる 《1》 ◆水 やら ん けん 花が ひんけた⇒水を やら ない から 花が ひからびた
  ひんず (123) 【名】 余分 《1》 ◆ひんず になったら ほーんな よ⇒余分 になったら 放りなさい よ
  びんび (333) 【名】 魚(幼児語) 《1》 ◆水族館 で びんび 見たな⇒水族館 で おさかな 見たね
  ぶ・る (13) 【動】 漏れる(穴や隙間から)  《1》 ◆このバケツ ぶ んりょん でぇ⇒このバケツ 漏 れている じゃぁないの
  ぶげんしゃ (3331) 【名】 金持ち、 分限者<共通語> 《1》 ◆ぶげんしゃ じゃのに けちでよ⇒金持ち だのに けちですよ
  ふたえ (123) 【名】 額 《2》 ◆ふたえに あせぇ かいて ほけ が 出よう⇒額に 汗かいて 湯気 が 出ている
  ぶんぶ (333) 【名】 水(幼児語) 《1》 ◆ぶんぶ 飲ん ど かんで⇒お水 飲ん でお きましょう
  へ・ぐ (13) 【動】 剥がす、 剥(へ)ぐ<共通語> 《1》 ◆壁紙 へいで 張り替える⇒壁紙 剥がして 張り替える  <へいで→へーで>
  べーろ (333) 【名】 舌、 ベロ 《1》 ◆べーろ 噛んで 涙が出た⇒舌 噛んで 涙が出た
  へぎもち (3311) 【名】 かきもち、 おかき 《2》 ◆かきもち がおやつだった⇒へぎもち がおやつだった  <へいだ(剥がしたような薄い)+餅>
  へそば・る (3333) 【動】 しぼむ、 縮こまる、 萎縮する 《3》 ◆ほない へそば られんの⇒そんなに 萎縮し ないでよ
  へだ・れる (3333) 【動】 落ちる、 《1》 ◆崖から へだれ たら死ぬぞ⇒崖から 落ち たら死ぬぞ
  へたこいき (33333) 【形動】 大変多く、 多すぎるほど 《1》 ◆へたこいきに こっしゃい ても 余るでよ⇒いっぱい こしらえ ても 余りますよ
  へたこた (3333) 【形動】 大変多く、 いっぱい、 多すぎるさま 《1》 ◆へたこた あっても しょ が ない でぇ⇒大変多く あっても 仕方 が ない じゃぁないの
  へだへだ (1233) 【形動】 行き違い、 互い違い 《1》 ◆へだへだ に並べたら よけ 入る⇒互い違い に並べたら 余計に 入る
  へちゃこちゃ (1311) 【形動】 入れ違い、 反対、 逆、 間違い 《1》 ◆テストで緯度と経度の答えが へちゃこちゃ だった⇒テストで緯度と経度の答えが 反対 だった
  へっしゃ・ぐ (333) 【動】 潰す、 圧(へ)す<共通語> 《1》 ◆空き缶は へっしゃいで から 出しな⇒空き缶は 潰して から 出しなさい
  へっしゃ・げる (3333) 【動】 ぺしゃんこになる、 拉(へしゃ)げる<共通語> 《1》 ◆パンクして へっしゃげ とう⇒パンクして ぺしゃんこにな っている
  へっす・い (1232) 【形】 狡い、 《3》 ◆じゃんけんの後出し へっすい わ⇒じゃんけんの後出しは 狡い よ
  へといきに (33333) 【形動】 むやみに、 やたら 《2》 ◆へといきに こうてきて どないするで これ⇒むやみに 買ってきて どうしますか これ
  へらこ・い (3332) 【形】 ずるい、 悪賢い、 (子供が)賢い 《1》 ◆あの人 へらこい けん きぃ つけ なよ⇒あの人 ずるい から 気を つけ なさいよ
  へんず (123) 【名】 余分 《1》 ◆ついで じゃけん へんずに こっしゃい とく⇒ついで だから 余分 に 作っ ておく
  へんど (232) 【名】 乞食、 ものもらい 《3》 ◆へんどに 餅あげた⇒乞食に 餅あげた  <お遍路から?>
  ほう・る (333) 【動】 放る<共通語>、 捨てる、 投げる  《1》 ◆ほおる けん うけ ぇ よ⇒投げる から 受け なさい よ
  ほうほう・する (323233) 【動】 大事にする、 大切にする 《1》 ◆一人子 じゃけん ほうほう されて おけぇに なった⇒一人子 だから 大切に されて 大きく なった<包々、抱々?>
  ほーけに・する (331233) 【動】 馬鹿扱いにする、 のけ者にする 《1》 ◆親を ほーけにしよったら ばち があたる⇒親を 馬鹿扱いにしていたら 罰 があたる
  ほーちゃぼ (3321) 【名】 頬、 ほっぺた 《1》 ◆さむうて ほーちゃぼ まっか⇒寒くて ほっぺた 真っ赤
  ほけ (13) 【名】 湯気、 (白い)吐息、 火気<共通語> 《2》 ◆手が冷たい けん ほけ かけ よん よ⇒手が冷たい から 吐息を かけて いるの ですよ
  ほこ (13) 【名】 そこ 《1》 ◆いま ほこ どこ で?⇒いま そこは どこに (居るの)ですか?
  ほた・える (3333) 【動】 ふざける、 激しい遊びをする 《1》 ◆昼 ほたえた けん よう ね と る⇒昼に 激しい遊びをした から よく 眠っ てい る
  ほだけん (3211) 【連語】 そう だ から 《1》 ◆はだけん 言うた でぇか⇒だから 言ったじゃないか
  ほと・びる (3333) 【動】 潤びる<共通語>、 ふやける、 湿気る 《1》 ◆ダンボールが雨で ほとび てしもた⇒ダンボールが雨で ふやけ てしまった
  ほどよう (3332) 【連語】 大変強く 《2》 ◆むこうずね ほどよう 打った⇒向こう脛を 大変強く 打った
  ほな (32) 【接】 それでは 《1》 ◆ほな 行く で?⇒それでは 行き ますか?
  ほなけん (3211) 【連語】 そう だ から 《1》 ◆ほなけん ゆうた でぇ⇒だから 言った じゃないの  <「ほだけん」とも言う>
  ぼに (12) 【名】 盆、 お盆(トレイでない) 《2》 ◆ぼに と しょんがつ は 休まんで⇒盆 と 正月 は 休みましょう
  ほんま (333) 【名】 本当、 本真<共通語> 《1》 ◆ほんま に どんまい わ⇒ほんとう に ずるい よ

  ===< ま行 >=== ◆行索引◆
  ま・く (13) 【動】 こぼす 《1》 ◆お茶 まいた とこ 拭い ときなよ⇒お茶 こぼした ところ 拭い ておきなさいよ
  ま・ける (123) 【動】 こぼれる(溢れて) 《1》 ◆ビールの泡が まける⇒ビールの泡が こぼれる
  まぁ (33) 【名】 間、 合間(強調)、 うち 《1》 ◆こん まぁに つまい と きな⇒来ない 間に 仕舞っ てお きなさい
  まいげ (132) 【名】 眉毛 《1》 ◆あの しと まいげ こおい でよ⇒あの 人 眉毛 濃い ですよ
  まいのけ (1232) 【名】 眉の毛 《1》 ◆まいのけ つんりゃげて おこっとう⇒眉毛 吊り上げて 怒っている
  まいまい (1233) 【名】 旋毛(つむじ) 《1》 ◆まいまい が ふたぁつ あったら きみじか っちゅうでよ⇒つむじ が 二つ あったら 短気 っちゅうでよ
  前&前 (31&13) 【名】 アクセントはどちらも 31 《1》 ◆5年 前(31)⇒時間的。お寺の 前(13)⇒位置的。 
  まが・る (311) 【動】 邪魔になる 《1》 ◆まがる けん のいて⇒邪魔になる から 退いて(ください)
  まざ・く (311) 【動】 間引く 《2》 ◆大根を まざく⇒大根を 間引く
  まぜ (31) 【名】 南東の風 《1》 ◆まぜ(真風) が 吹く けん むせる なっ⇒南東の風 が 吹く から むしむしする ねっ
  また・い (321) 【動】 大人しい、弱い 《1》 ◆この猫 またい な⇒この猫 大人しい ね
  まど・う (333) 【動】 弁償する 《1》 ◆めぇ(32) だ ら まどう て よ⇒壊した ら 弁償して (ください)よ
  ままこ (333) 【名】 仲間はずれ、 継子(ままこ)<共通語> 《1》 ◆ままこ にして よして くれ んの じょ⇒仲間はずれ にして 仲間に入れて くれ ないの よ
  まんで (333) 【副】 まるで、 全く 《1》 ◆まんで でけ へん で ないで⇒全く 出来 ない では ないですか
  まんまいさん (123211) 【名】 仏さん(幼児語) 《1》 ◆まんまいさん に あん しときな⇒仏さん を 拝んで おきなさい
  ミィ (23) 【名】 箕(み) 《1》 ◆穀物の殻やごみを煽って飛ばす竹製の農具。大きさによって「オオミ」「コミ」と呼び分ける。
  みみご (132) 【名】 中耳炎 《2》 ◆みみご になったら くさいでよ⇒中耳炎 になったら 臭いですよ
  むいき (311) 【形動】 無我夢中、 一生懸命 《1》 ◆むいきに 走ったら せこい でよ⇒無我夢中で 走ったら 苦しい ですよ
  むこいき (3333) 【名】 向こう意気、 負けん気 《1》 ◆むこいき が強い人は つっきゃい ぬくい な⇒向こう意気 が強い人は 付き合い にくい ね
  むつご・い (333) 【形】 消化が悪い、 (食べ物が)あっさりしない 《1》 ◆おこわ は むつごい けん むねやけ する⇒赤飯 は 消化が悪い から 胸焼け する
  むんぎゃら (3333) 【名】 麦藁 《2》 ◆むんぎゃら 帽子 着とん なよ⇒麦藁 帽子(を) 被っており なさいよ
  めいぼ (321) 【名】 ものもらい、 麦粒腫、 霰粒腫 《1》 ◆めいぼ はよう なおしな⇒ものもらい 早く 治しなさい  <目にできるいぼ(疣)、 めばちこ(大阪弁)>
  めぇ (13) 【名】 目 《1》 ◆めぇ つぶって ねんねしな⇒目を 瞑って 眠りなさい
  めんめに (1233) 【形動】 銘々で、 面々で 《1》 ◆切符は めんめに 持って よ⇒切符は 銘々で 持って (ください)よ
  めんめら (2321) 【名】 それぞれ(人)、 われわれ 《1》 ◆めんめら は 歩いて行く けん な⇒われわれ は 歩いて行く から ね
  も・える (123) 【動】 増える、 殖える  <共通語> 《1》 ◆大雨で川の水が ようけ もえた⇒大雨で川の水が たくさん 増えた
  もといれ (3331) 【名】 資本(資金)の調達、材料の調達 《2》 ◆もといれ で 借金だらけ じゃ⇒資本(資金)の調達 で 借金だらけ だ
  もといれ・する (333122) 【動】 資本をつぎ込む 《2》 ◆家建てようと おもたら ようけ もといれ せんなん でよ⇒家建てようと 思ったら たくさん 資本をつぎ込まねばならない ですよ
  もぶ・す (333) 【動】 まぶす(塗す) 《1》 ◆ぼたもちに 黄な粉 もぶして よ⇒ぼたもち(牡丹餅)に 黄な粉 まぶして ね  
  もぶ・る (333) 【動】 まぶす 《1》 ◆黄な粉 もぶって みな⇒黄な粉を まぶして ごらん
  もぶれ (321) 【名】 まみれ 《1》 ◆泥もぶれ になって 何し よ った ん で?⇒泥まみれ になって 何してお った の ですか?
  もぶれ・る (3333) 【動】 まとわりつく 《1》 ◆ぬすっとぐさ の実が いっぱい ぼぶれついとんでぇ⇒ぬすっとぐさ の実が いっぱい ぼぶれついとんでぇ
  モロブタ (3311) 【名】 餅や煮しめを並べる浅い長方形の木箱 《3》 ◆モロブタ に のしもち は ふたうす 入る⇒モロブタ に のしもち は ふたうす 入る
  もんび (132) 【名】 祭日、紋日、物日(ものび) 《1》 ◆もんび じゃ けん 遊ん どん よ⇒祭日 だ から 遊ん(仕事を休ん) でいるの ですよ

  ===< や行 >=== ◆行索引◆
  や・す (33) 【動】 遣る、 移動する 《2》 ◆あっちゃ やし ときな⇒あっちへ やっ ておきな(さい)
  やー (33) 【名】 遣る、 あげる 《2》 ◆ほな やー わだ⇒それなら あげる わよ
  やいと (333) 【名】 灸、 お灸 《1》 ◆やいと で 治る んで?⇒お灸 で 治る のですか?
  やいとす・える (333333) 【動】 灸をする 《2》 ◆わりこと しよったら やいと すえるでよ⇒悪い事(悪戯) していたら お灸を しますよ
  やけはた (1223) 【名】 火傷 《2》 ◆やけはた に しょんべん かけるってで?⇒火傷 に 小便 掛ける と言い ますか?
  やすか・る (3211) 【動】 助かる 《2》 ◆運んでくれて ほんまに やすかった⇒運んでくれて 本当に 助かった   <休まる+助かる>
  やどいし (3211) 【名】 シマヘビ、 蛇 《2》 ◆屋根裏に おおけな やどいし が おったんでよ⇒屋根裏に 大きな 蛇 が いたのですよ
  やね (33) 【名】 二の腕から肩の辺り 《1》 ◆やね の 骨が折れた⇒腕 の 骨が折れた
  やね (31) 【名】 脂(やに) 《2》 ◆半田付けに まっ ちゃね 使うんで?⇒半田付けに 松脂(まつやに) 使うのですか?
  やねこ・い (3331) 【形】 弱い(力学的・精神的に)、撓みやすい、   《1》 ◆やねこい けんど 折れぇ へん⇒(曲げに)弱い けれど 折れは しない  <「やにこ・い」とも言う>
  やりこ・い (3331) 【形】 軟らかい 《1》 ◆お好み焼き やりこいめに ねんなよ⇒お好み焼き 軟らか目に 練りなさいよ
  やりないこ (33333) 【名】 やり直し、 (動:…する) 《1》 ◆まちごう とんでぇ やりないこ しな⇒間違っ ているではないですか やり直し しな(さい)
  やわ・い (321) 【形】 軟らかい 《2》 ◆ちょっと やわい けん セメン たそか?⇒ちょっと 軟らかい から セメント 足そうか?
  やんそ (333) 【連語】 あげよう、 あげる (主に女性) 《2》 ◆これ やんそ⇒これ あげよう <やー+それ→あげよう+そら>
  やんだ (333) 【副】 あまり、 やんだやたらに 《2》 ◆やんだ おもっしょう ないけんど⇒あまり 面白く ないけれど
  よ・す (333) 【動】 仲間に入れる  (よ・せる) 《1》 ◆なわとび よし た ぎょか?⇒縄跳びの 仲間に入れ てあ げようか?
  よ・る (13) 【動】 選ぶ、 選る<共通語> 《1》 ◆悪い んを より 出し といて よ⇒悪い のを 選び出しておいて ね
  よあざ (333) 【名】 夕方 《1》 ◆よあざ ん なったら さぶい でよ⇒よあざ に なったら 寒い ですよ  <夜浅(よあさ)→「よわざ」とも言う>
  よいよい (1232) 【名】 歩き、 歩行 《1》 ◆もう よいよいが でけるん じゃな⇒もう 歩きが できるん だね
  よいよい・する (321133) 【動】 歩く、 よちよち歩く 《1》 ◆てぇ 引い たげる けん よいよい しな⇒手を 引い てあげる から よいよい しなさい
  よう (23、32) 【副】 よく、 上手く、 しっかり 《1》 ◆よう 聞き ない よ⇒よく 聞き なさい よ
  よう (32) 【副】 ようこそ、 よくぞ (~できる)(可能を伴う) 《1》 ◆よう 来て くれなした⇒よくぞ 来て くれなさった  よう する で?⇒できますか?<可能(※アクセントに注意)>
  よう (33) 【副】 よく (~できない)(打消しを伴う)、 《1》 ◆よう 言わ ん わ⇒言え ない わ  <能く→ウ音便→能う、 不可能(※アクセントに注意)、 術がない>
  ようけ (123) 【名】 沢山、多く 《1》 ◆ようけ こうて きて だ⇒沢山 買って きて くださいよ
  ようこと (3333) 【名】 余計なこと、 不要なこと、  《1》 ◆ようこと 言う とら ん と 仕事 しな⇒余計なこと 言っ ておら ない で 仕事 しなさい
  ようせん (3333) 【連語】 出来ない 《1》 ◆ほんな むごいこと ようせんわ⇒そんな 惨いこと 出来ません
  ように (132) 【副】 良く、 上手に、 しっかり 《1》 ◆風邪は大分 ように なったで?⇒風邪は大分 よく なったの?  ように 見る⇒しっかり 見る
  ようめし (3332) 【名】 夕飯(ゆうめし)、 晩御飯 《2》 ◆ようめし のときに ビール で?⇒晩御飯 のときに ビール ですか?  <夕飯(ゆうめし)→ようめし>
  ようやっと (1231) 【副】 ようやく 《2》 ◆ようやっと ここまで 登った ん じょ⇒ようやく ここまで 登った の よ
  ようゆわんわ (333331) 【連語】 返答のしようがない、 言えない、 呆れるわ 《1》 ◆カレーに砂糖入れる ってで?ようゆわんわ⇒カレーに砂糖入れる といいますか?呆れますわ
  ようよう (1321) 【副】 ようやく 《1》 ◆ようよう しくだい がでけた⇒ようやく 宿題 ができた
  よしこの (1233) 【名】 阿波踊りの囃子歌。 《2》 ◆よしこの 歌える人が ほしい んよ⇒阿波踊りの囃子歌を 歌える人が ほしい のですよ
  よそいき (3333) 【連語】 外出着、 余所行き<共通語> 《1》 ◆よそいき 着ぃて いきないよ⇒外出着 着て 行きなさいよ  <⇔つねぎ>
  よそか (123) 【名】 よそ、 他所(よそ)の方(向き)、  《2》 ◆呼んでも よそか 向いて 知らん顔⇒呼んでも よその方へ 向いて 知らん顔  <他所向?>
  よだれをく・る (333313) 【連語】 よだれを垂らす、 (よーだれ…) 《1》 ◆美味いもん見て よーだれ くった⇒美味しいもの見て よだれ 垂らした  <よだれに限って言う、「鼻水をくる」とは言わない>
  よたんぼ (1233) 【名】 飲んだくれ、 酔いどれ 《2》 ◆よたんぼ が くどくど いよう⇒酔いどれ が くどくど 言っている
  よっさん (131) 【名】 婿養子 《1》 ◆あの よっさん は ようでけとんでわ⇒あの 婿養子 は よく出来 ていますわ
  よば・れる (3333) 【動】 ご馳走になる、 (料理を)頂く 《1》 ◆お誕生会で ご馳走 よばれてきた⇒お誕生会で ご馳走を 頂い てきた
  よぼ・う (321) 【動】 (液体が)伝う、垂れ伝う 《1》 ◆この醤油差し よう よぼう けん あかんゎ⇒この醤油差し よく 垂れ伝う から 駄目だゎ
  よま・す (333) 【動】 見合す、 様子を見る、 ゆっくりする 《1》 ◆まだ早い けん よます で?⇒まだ早い から 様子を見 ますか?
  よりか (2313) 【連語】 より、 よりも  <共通語> 《2》 ◆去年 よりか 暑い でわ⇒去年 よりも 暑い ですわ  <「よりかは」とも言う>
  よわ・る (321) 【動】 困る 《1》 ◆エンストして よわったわ⇒エンストして 困ったわ
  よわざ (333) 【名】 夕方 《1》 ◆よわざ のテレビ えぇんが ないでぇ⇒夕方 のテレビ いいのが ないじゃない  <夜浅(よあさ)→「よあざ」とも言う>
  よんべ (123) 【名】 昨夜、 夕べ 《1》 ◆よんべ の 夢 もう わっせた⇒昨夜 の 夢 もう 忘れた

  ===< ら行 >=== ◆行索引◆
  ろうすい (1233) 【名】 雑炊、おじや 《2》 ◆今夜は ろうすい でよ⇒今夜は おじや ですよ

  ===< わ行・ん >=== ◆行索引◆
  わーし (333) 【名】 わたし 《3》 ◆わーし の ことは かも ぐゎー へん⇒私 の ことは 構うこと ございま せん
  わい (13) 【名】 俺、 わし、 私、 自分 《1》 ◆わい も ついていく わ⇒俺 も ついて行く わ  <主に男が使う>
  わいや (132) 【連語】 俺等、 俺達 《1》 ◆わいやは 先 い とく けん⇒俺達は 先に 行っ ておく から
  わがでに (1233) 【連語】 自分で 《1》 ◆わがでに こっしゃえ な⇒自分で こしらえ なさい
  わからんこいき (3333333) 【連語】 分からないまま 《1》 ◆わからんこいき にせられ ん の⇒分からないまま しないの
  わがんく (1233) 【連語】 自分の家、 (目下の)相手の家 《1》 ◆わがんく のこと ほっ といて きてくれた ん?⇒自分の家 のこと 放っ ておいて 来てくれた の?
  わかんりょい (33333) 【連語】 分かりよい、 分かりやすい 《1》 ◆おまはんの 説明は わかんりょい⇒あなたの 説明は 分かりやすい
  わけに・する (31122) 【動】 残す、 食べ残す 《2》 ◆猫わけにする⇒猫が少しだけ食べ残す
  わたい (333) 【名】 わたし 《1》 ◆わたい は もう済んだ⇒わたい は もう済んだ  <主に女が使う>
  わっせた (311) 【連語】 忘れた 《1》 ◆災いは わっせた 頃にやってくる⇒災いは 忘れた 頃にやってくる
  わや (31) 【名】 目茶目茶 《1》 ◆わやに せられて ひもた⇒目茶目茶に されて しまった
  わやくちゃ (3333) 【名】 目茶苦茶 《1》 ◆水につかって 何もかも わやくちゃ じゃがな⇒水につかって 何もかも 目茶苦茶 ですがな
  わるそ (131) 【名】 わるさ、 いたずら、 わるさをする子 《1》 ◆わるそ じゃけん 困るんよ⇒いたずらっ子 だから 困るのですよ
  んめん (123) 【連語】 見えん、 見えない 《2》 ◆初日の出 んめ なんだ な⇒初日の出 見え ななかった ね


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